今週のデータ解析
第33回 スプリンターズS
4歳上オープン(GT)(定量・国際・指定)
12月19日 中山競馬場 芝右1200b 牡57kg・牝55kg



馬 名 斤量 騎手 5前走 4前走 3前走 2前走 前 走 ランク
アグネスワールド 57 武豊 88 103 92 海@ 102 CX
キョウエイマーチ 55 秋山 100 100 87 地A 101 DZ
キングヘイロー 57 福永 83 90 96 98 105 A
ザカリヤ 55 柴田善 85 91 87 87 93
シンコウフォレスト 57 四位 89 100 75 94 82
スピードスター 57 上村 87 87 77 86 86
セレクトグリーン 57 田中勝 92 78 ダ107 ダ110 ダ119
トキオパーフェクト 57 岡部 ダ96 95 85 83 ダ113
トロットスター 55 ムルタ 74 84 88 89 91
ビッグサンデー 57 武幸 94 93 92 92 77
フェイマスケイ 57 嶋田 86 90 79 87 86
ブラックホーク 57 横山典 81 94 97 96 103 B
マイネルラヴ 57 蛯名 98 ダ89 91 98 79
マサラッキ 57 藤田 92 83 89 103 100 X
メジロダーリング 53 吉田 87 86 88 87 91
レッドチリペッパー 53 ロバーツ 73 83 74 78 99

表の見方
各レースごとの数字はスーパーパドックVから算出した西田式スピード指数です。 斤量調整はしていません。 ランクの「ABCD」は直前の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の高かったものです。 また、このページの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については スーパーパドックONLINEでご確認ください。

データはGT昇格後の過去9年

消去馬
@前走GU以下で未連対だった馬(GT連対経験馬を除く)

スピードスター・トキオパーフェクト・フェイマスケイ→×

A7歳以上馬の連対なし

シンコウフォレスト・スピードスター・マサラッキ→×

B前2走とも着外だった馬の連対なし

ザカリヤ→×

C前走、ダート戦出走馬

トキオパーフェクト・セレクトグリーン→×

D重賞未勝利馬(1200b無敗馬を除く)

スピードスター・トロットスター・フェイマスケイ・メジロダーリング→×

好走馬
@CBC賞連対馬

アグネスワールド・マサラッキ→○

AマイルCS4着以内馬
キングヘイロー・ブラックホーク→○

B1200から1600bGT勝ち馬
シンコウフォレスト・マイネルラヴ・マサラッキ→○

穴馬
@前年の同レース連対馬

マイネルラヴ→○

A休養明け3戦目のマイルCS組
キョウエイマーチ・ザカリヤ・ビッグサンデー→○



翔べよ黒鷹! 直線一気で電撃戦制圧

グランプリまであと一週に迫ったが、 有馬記念の予想をするにはまだ早い。 中山名物、電撃の6ハロン戦を抜きにして正月は迎えられない。 スピード王決定戦として親しまれてきたそのスプリンターズSだが、 番組改変で来年からは施行時期が移されることになり、 暮れの中山からは姿を消す。 蓄積されたデータが使えるのも今年限り。 データ派渾身の予想でいい形で有馬に向かいたい。

最良のスプリンターを選出するレースとは言え、 1200ばかりに成績が集中している馬が勝てるレースではない。 ゴール前の中山の急坂は、スピード一本槍ではこなせない。 マイルGTでも勝負になるくらいの底力がなければ、 勝つことができないレースなのだ。
その点、マイル以下で好走を続けてきながら、 今一歩だけ栄冠に届かない馬がいる。ヌレイエフ産駒のマル外、ブラックホークだ。 脚部不安の長期休養から復帰してから、 関屋記念2着、京成杯AH3着とマイル戦を使われてきた。 その後、1400bのスワンSで勝利したものの、 マイルCSは3着と秋の最大目標を達成することはできなかった。 これまでのレースぶりを見ていると、 GTレベルではマイルは少し長いようだ。 現にスワンSでは速い流れを好位追走、 楽に抜け出し後続に2馬身差をつけて完勝している。
過去の連対馬のうち6頭は1200bに勝利のなかった馬で、 距離実績は問われないのがこのレース。 坂のある中山1200でこそ、この馬の持ち味が生きようというものだ。 中山コースはダービー卿CTで勝利しているなど相性もいい。 アグネスワールドが人気を背負ってくれる今回は、 エアジハードに終始マークされた前走よりは走れるはず。
相手には去年の覇者、マイネルラヴ。 前走こそ出遅れで大敗したが、 シルクロードSではアグネスワールドを負かしているように、 1200はこの馬にとってもベスト。 タイキシャトルとシーキングザパールを差しきった豪脚は色褪せていない。
三番手に仏GTを勝ったアグネスワールド。 「1100bまでなら確勝」とは鞍上の評価だが、 ハナでなく好位で折り合って競馬ができるかが課題。 一本かぶりの人気はフランスで背負った62`より重い。
以下、こちらも1200が未経験のキングヘイロー、 4歳牝馬でもレッドチリペッパー。

想定時の結論
◎ブラックホーク 〇マイネルラヴ ▲アグネスワールド △キングヘイロー △レッドチリペッパー △ビッグサンデー △マサラッキ





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