一番人気が圧倒的な安定性を誇るレースで、 今年もっとも票を集めるのは地方馬、笠松所属のレジェンドハンター。 中央初出走となった前走のデイリー杯３歳Ｓでは、 圧倒的なスピードで後続を封じ込める逃走劇を演じた。 スローペースとはいえ初芝、初距離、初輸送の三重苦を克服しての Ｇ�U勝ちは、高い評価をしなければなるまい。 今回は同型馬もおり、すんなりと行かしてくれることもないだろうが、 安藤勝己の騎乗で好位で競馬をすることができれば勝つチャンスはある。
レジェンドハンターは地方で６戦５勝の戦跡を残して引退したサクラダイオーの産駒。 サクラダイオーの祖母は名牝スワンズウッドグローヴ。 兄にサクラサニーオー、 一族に朝日杯を勝ったサクラチヨノオー、ホクトオーらがいる名門血統だ。 父のマルゼンスキーは朝日杯を制しているが、 産駒にも二頭の勝ち馬を出している。 配合はまさに朝日杯にうってつけといってもいい。
笠松はオグリキャップやライデンリーダーを生んだ土地。 オグリキャップは中央と地方の厚い壁のせいで、 中央への転籍を余儀なくされた。 だが、今はその垣根がなくなりつつある時。 地方の名手、安藤勝己の手でレジェンドハンターが中央Ｇ�Tを制してこそ、 交流時代にふさわしいというものだ。 苦境に立たされている地方競馬の再生の旗手となることを期待して、 本命を打ちたい。
相手にデイリー杯２着のラガーレグルス。 レジェンドハンターに先着を許したものの、 後続から唯一追い詰めたのはこの馬だった。 センすのある競馬をする馬で、レジェンドは前で折り合いを欠くような展開になれば、 逆転、圧勝もありうる。
三番手にマチカネホクシン。 東スポ杯では直線で大きな不利がありながら、 残り200�bだけの競馬で３着。 鞍上は武豊で勝負気配も伺える。
この上位三頭で決まると思われるが、 紛れがあればショウナンラルク、トップコマンダーらか。

確定後の結論
◎レジェンドハンター 〇ラガーレグルス ▲マチカネホクシン △ショウナンラルク △トップコマンダー △エイシンプレンストン

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