去年ほどではないにしろ、今年も好メンバーが揃った。 注目はなんと言っても現在、国内では無敵のグラスワンダー。 昨秋は長期休養のスランプに陥ったものの、有馬記念で復活。 以後、安田記念こそエアジハードの強襲に屈したが、 宝塚記念ではスペシャルウィークを破り、 国内最強の地位を不動のものにした。 問題は状態面だけだが、 今週の追いきりでは併走馬をもったまま千切り、 ３ハロン35秒７の好タイムで好調をアピールした。 中間の順調な調整具合から、能力は発揮できるとみる。
３回の敗戦はいずれも東京コースだが、 安田記念２着の馬を左回りは走らないという方が常識外。 ＪＣに向けて、まずは負けるわけにはいかない。 願わくば、もう一度だけエルコンドルパサーとの対決が見たかった。
相手には４歳でも素質高いザカリヤを指名する。 春はＮＺＴを制し、ＮＨＫマイルＣで２着。 父系はマイラー色が濃いものの、 ＢＭＳはスタミナを伝えるサドラーズウェルズ。 エルコンドルパサーの二宮厩舎の所属で、 配合もミスタープロスペクター系×サドラーズウェルズと同じ。 府中千八も問題なくこなせるはずで、 将来性を含め期待したい。
三番手にアンブラスモア。 いかにも穴ですという臭いを出しすぎているのは嫌いだが、 開幕週の止まらない馬場を考えると展開的に有利なのはやはりこの馬。 陣営も逃げてこその馬と認識済みで、 残るか潰れるかの丁半勝負しかない。


想定時の結論
◎グラスワンダー 〇ザカリヤ ▲アンブラスモア △キングヘイロー △スティンガー △メジロドーベル

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