春の４歳牝馬に府中2400�bの覇を競わせる過酷なクラシック、オークス。 絶対的な軸馬のいない今年は、桜花賞に続いて混戦と見るのが正解か。 私も早く予想をＵＰしたいという気持ちとは裏腹に、 結論が出ずに前日の昼になってしまった。 桜花賞惨敗からトライアルを制したスティンガー、 武豊が選んだ桜３着トゥザヴィクトリー、 安定性は一番のフサイチエアデール、 距離伸びて良しのクロックワーク。 どの馬も樫の女王に輝いておかしくない素質の持ち主だ。
では、彼女らを桜花賞で負かしたプリモディーネはどうだろうか？ 桜花賞から800�bもの距離延長されるオークスは、 毎年のように桜花賞馬の距離不安説が取り沙汰される。 プリモディーネも父アフリート、ＢＭＳマルゼンスキーという配合から、 2400�bは持たないのではないかとの不安が投げかけられている。 過去10年で桜花賞馬の戦績は[１４２３]と、 優勝したのはベガのみだが連対率は50％と連軸には適した結果を残している。 連を果せずに敗れた馬たちはニシノフラワー、オグリローマン、ライデンリーダー、 キョウエイマーチらだが、 距離延長というよりは体調不良や折り合い難に敗因が求められる。 プリモディーネはかかるところはなく、 脚質的にも後ろから行くだけに距離はこなせるのではないだろうか。
マイラーという評価は正しいが、距離を素質で克服できるのがオークスだとみる。 桜花賞で手綱を取った福永祐一が落馬負傷で騎乗できないのは残念だが、 代打屋・藤田伸二でオークスを勝ち、 秋に牝馬三冠の切符をユーイチに渡してほしい。
相手には武豊が惚れ込むトゥザヴィクトリー。 桜花賞では先行勢が崩れる流れを二番手で追走、僅差の３着に粘った。 アネモネＳ前の熱発から調子をつかみきれていないが、 距離はマイルよりはいいはず。 折り合いさえつけば、展開的に勝利に近いのはこの馬か。
三番手にスティンガー。 桜花賞では本命を打ったが、入れ込みが災いして13着。 距離は問題ないが落ち着いていることが好走条件だ。
以下、忘れな草賞を勝ったエフテーピルサド。 ＢＭＳミルジョージの血が強く出ているようで、 ヤマニンゼファー産駒だからという理由だけでは切れない。

確定後の結論
◎プリモディーネ 〇トゥザヴィクトリー ▲スティンガー △エフテーピルサド △ウメノファイバー △ゴッドインチーフ

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