スペシャルウィークが厳寒の中山にやってくる。 ダービー馬のＡＪＣＣへの出走はサクラショウリ以来だという。 去年のダービーは圧勝したものの、秋の京都新聞杯は辛勝、 菊花賞はセイウンスカイに完敗、ＪＣは直線で内によれて３着に敗れた。 秋のスペシャルウィークは明らかに春よりも完調度で劣っていた。 陣営は当初、阪神大賞典から天皇賞を目指すつもりでいた。 秋の不調を立て直すためには当然とも言えるローテーションだ。 では何故そのローテを崩し、矛先をＡＪＣＣに向けたのか？
スペシャルウィークが出走に踏み切った理由は馬体重にある。 秋の最大目標であった菊花賞にしても、 馬体増に悩まされてギリギリまで仕上げることができなかった。 そこで春に向け、絞り切れない冬場に敢えて輸送のあるレースを使うことで、 以後の調整を楽にしたいという陣営の思惑があるのではないか。 ならば、ここでは格が二枚上の馬でも、 取りこぼす可能性は否定できない。 一週前追いきりで大差遅れたのも不安が残る。
本命は中山金杯を制したサイレントハンター。 主戦の吉田騎手が早々とメジロランバート騎乗が決まっていたにも関わらず 出走を決めたのは、乗り替り覚悟でも調子のいい間に使いたいということ。 秋の天皇賞ではサイレンススズカのアクシデントで不利があっての４着。 ＪＣは出遅れて強引なレースをしての惨敗で参考外。 現に次走の中山金杯では58�`を背負って１番人気で逃げ切った。 Ｇ�Tを勝てる力はないが、Ｇ�Uならいつでも獲れる器だ。 メジロスティードが強引にハナに行く展開も考えられるが、 新潟大賞典のような控える競馬もできる。
対抗はスペシャルウィークだが、３番手にシグナスヒーローを推す。 徐々に調子が上向いてきた前走は僅差の３着。 Ｇ�Uでも２着が２回あり、展開が向けば一発がある。
日経新春杯はトップハンデでもメジロブライト。 連下にメジロシャープ、シルクジャスティス、ロングシコウテイ、エモシオン、サンデーカイザー。

想定時の結論
◎サイレントハンター ○スペシャルウィーク ▲シグナスヒーロー △メジロランバート △トキオエクセレント △テイエムトップダン