歴史的名馬 タイキシャトル有終の美

出走レース当日に引退式を行うというタイキシャトル。 その歴史的な強さは誰しもが認めるところだが、それにしても異例中の異例だ。 引退式のために再度輸送する負担をかけたくないという、馬優先主義こそ藤沢厩舎の流儀。 だが、裏を返せば、国内Ｇ�Tを走った程度では息も上がらないということか。 確かにマイルＣＳの楽勝劇を見せられては、それも納得せざるを得ない話だ。 常に100以上の指数を叩き出してきたシャトルにとって、 今年の出走メンバーでは相手にならない。 アクシデントさえなければ勝利は堅い。
問題は２着争い。相手にはマサラッキを指名したい。 前走のＣＢＣ賞は、それまでの先行から脚質を転換する追い込みの競馬。 藤田騎手で新境地を開いた。 前哨戦として暮れに移行してから、近２年で３連対のＣＢＣ賞組というのもいい。 連対条件はシャトルを負かしに行く強引な競馬をしないこと。
３番手にマイネルラヴ。 スワンＳは外傷を負ったもので参考外。 セントウルＳでは、エルコンドルパサーらと上位争いをしてきた４歳のレベルの高さを見せ付けた。 同じ４歳でもトキオパーフェクトは、スタミナのないタイプで休養明けＧ�Tでは辛い。
穴ならエイシンガイモンか。

想定時の結論
◎タイキシャトル ○マサラッキ ▲マイネルラヴ △シーキングザパール △エイシンガイモン △ワシントンカラー