人気で連対した馬はクラシックでも活躍し、 人気薄ならそれっきりという傾向がはっきりしているレース。 堅いか荒れるか、絶対的な本命馬がいない今年は後者のような気がする
このコーナーでは去年、 アインブライド−キュンティアの60倍を第一本線で的中した。 予想の決め手となったのが、マイル経験の有無だ。 アインブライドは野路菊Ｓで勝利しており、 １戦１勝のキュンティアも新馬戦はマイルだった。
特に底力を要求される府中マイル戦なら、そのデータはより信用度を増す。 過去７年で４頭の連対を果たしたいちょうＳ勝ち馬を中心に、 12万馬券の立役者となったスエヒロジョウオーも、 前走は府中マイルの条件戦を勝ち上がっていた。
今年、そのデータに該当するのがスティンガー。 赤松賞を勝って、連闘での参戦となる。 前走は好位を折り合いながら、４角で外目を回る。 直線は馬なりのまま後続を２馬身半突き放す文句無しの競馬。 タイム１分37秒１は平凡に見えるが、府中の荒れた馬場を考えると秀でた時計だ。 現に同日に行われた1600万特別は、スティンガーの時計よりも遅かった。 スピード指数は74だが、その価値はもっと高いはず。 連闘のローテも、世界の藤沢厩舎の判断なら、勘繰りは必要あるまい。 兄弟にサイレントハピネス、レガシーオブゼルダなどがいる筋の通った血統も心強い。
相手にはヒシピナクルを指名する。 全姉は５年前のこのレースを制したヒシアマゾン。 まだ粗削りだが、緒戦、２戦目と使うたびに良くなり、素質の片鱗を見せている。 今週から復帰する鞍上の武豊も怖い。
３番手に同じくマイル戦を新馬勝ちしたばかりのケイズエンジェル。 心情的には応援したいコウエイロマンは、1200�bまでしか経験がないのがネック。 連下に留めたい。

想定時の結論
◎スティンガー ○ヒシピナクル ▲ケイズエンジェル △コウエイロマン △タヤスブルーム △ゴッドインチーフ