今週のデータ解析 No.426
第10回 ＮＨＫマイルＣ

3歳オープン（ＧⅠ）(牡牝・指定・混合)
5月8日 東京競馬場 芝左1600㍍　定量



番 予想 馬名 重量 騎手 調教師 ５走前 ４走前 ３走前 ２走前 １走前 調整値 調R 平均値 平R
1 △　 アイルラヴァゲイン 57 横山典　　 手塚貴久 芝 15 芝 64 芝 81 芝 74 芝 82 82 C ---
2 △　 イヤダイヤダ 57 柴田善臣 音無秀孝 芝 55 芝 66 芝 71 芝 74 芝 76 76 76 D
3 　 インプレッション 57 松永幹夫 沖芳夫　 芝 54 芝 65 芝 62 芝 77 芝 76 76 77 C
4 　 エイシンヴァイデン 57 武幸四郎 瀬戸口勉 芝 71 芝 72 芝 70 芝 71 芝 68 68 71
5 　 コスモフォーチュン 55 松岡正海 宮徹　　 芝 57 芝 71 芝 71 芝 52 芝 65 65 71
6 　 コパノフウジン 57 佐藤哲三 宮徹　　 芝 68 ダ 78 ダ 82 芝 75 芝 76 76 72
9 　 シルクトゥルーパー 57 上村洋行 大久保正 芝 51 芝 52 芝 51 芝 77 芝 76 76 ---
12 　 ストラスアイラ 57 吉田豊　 小島茂之 芝 55 芝 63 芝 70 芝 76 芝 74 74 ---
13 　 セイウンニムカウ 57 安藤勝己 上原博之 芝 68 芝 68 芝 74 芝 79 芝 68 68 ---
14 △　 デアリングハート 55 後藤浩輝 藤原英昭 芝 69 芝 61 芝 57 芝 82 芝 85 85 BY 85 A
15 　 ディープサマー 57 藤田伸二 山内研二 芝 75 芝 69 ダ 71 芝 78 芝 73 73 73
16 　 バブルエスティーム 57 小牧太 鈴木康弘 芝 44 芝 56 芝 58 ダ 54 芝 59 59 ---
17 　 パリブレスト 57 田中勝春 小島太　   芝 61 芝 74 芝 65 芝 73 73 ---
19 ▲　 ビッグプラネット 57 蛯名正義 南井克巳     芝 59 芝 82 芝 74 74 Y 82 B
21 ○　 ペールギュント 57 武豊 橋口弘次 芝 70 芝 74 芝 79 芝 80 芝 79 79 D ---
22 △　 マイネルハーティー 57 内田博幸 中村均　 芝 68 芝 74 芝 79 芝 73 芝 78 78 ---
24 　 マルターズビクター 57 勝浦正樹 手塚貴久 ダ 48 芝 66 芝 67 芝 70 芝 72 72 68
26 ◎　 ラインクラフト 55 福永祐一 瀬戸口勉 芝 66 芝 83 芝 72 芝 82 芝 86 86 AX ---

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【レースの傾向と対策】
　今年で10回目を迎える3歳馬によるマイルＧⅠ。 外国産馬が連対を独占してきたが、ここ3年続けて内国産馬が勝利を収めた。 ステップのNZTは5年前から中山1600メートルに変更されたが、 ほぼ毎年、連対馬を出しているようにトライアルとしての重要性は変わらない。 1番人気は【４０２３】、2番人気は【１３０５】、馬連平均配当は4,350円。 例年、差し、追いこみ馬の活躍が目立つ。


【消去データ・過去9年】

①前走、1200㍍戦出走馬
 　コスモフォーチュン・シルクトゥルーパー・マルターズビクター
②前走、皐月賞とNZT以外で4着以下だった馬（マイル重賞勝ち馬を除く）
 　エイシンヴァイデン・ストラスアイラ・セイウンニムカウ・ディープサマー・
　パリブレスト・ミスターケビン
③前走条件戦に出走した馬（無敗馬を除く）
 　コスモフォーチュン・バブルエスティーム
④前走、NZTで6番人気以下だった馬（勝ち馬を除く）
 　イヤダイヤダ・インプレッション・ディープサマー
⑤前走、オープン特別戦で敗退した馬
 　コパノフウジン・マルターズビクター
⑥前3走とも1400㍍以下戦に出走していた馬
 　アイルラヴァゲイン・コパノフウジン
⑦重賞入着経験のない馬（未経験を除く）
 　シルクトゥルーパー・ストラスアイラ・パリブレスト・マルターズビクター・ミスターケビン
⑧マイル以上戦で未勝利か重賞連対のない馬
 　コスモフォーチュン・コパノフウジン
⑨キャリア9戦以上馬（ＧⅠ馬を除く）
 　エイシンヴァイデン・セイウンニムカウ・ディープサマー・バブルエスティーム・
　マイネルハーティー
⑩1勝馬
 　デアリングハート
⑪クリスタルCの連対馬
 　ディープサマー・コパノフウジン
⑫連闘か中1週のローテーション
 　シルクトゥルーパー・バブルエスティーム・マルターズビクター
　→ビッグプラネット、ペールギュント、ラインクラフトの3頭がクリア。
　→アイルラヴァゲイン、イヤダイヤダ、インプレッション、マイネルハーティーが減点1で続く。


【好走データ】

①3歳重賞を含む重賞2勝馬<
 　ペールギュント・ラインクラフト
②1800㍍以上重賞連対馬
 　ペールギュント
③マイル以上オープン戦の連対馬
 　イヤダイヤダ・ストラスアイラ・セイウンニムカウ・ビッグプラネット・ペールギュント・
　マイネルハーティー・ラインクラフト
　→データはペールギュント、ラインクラフトの2頭を強く推奨。
　→イヤダイヤダ、ビッグプラネット、マイネルハーティーも侮れず。


【穴データ】

①前2走ともマイル戦に出走していた馬
 　インプレッション・セイウンニムカウ・ミスターケビン
②前々走、重賞で好走していたNZT組
 　インプレッション・セイウンニムカウ・ディープサマー
③マイル以上で勝利経験のある前走1800㍍以上戦出走馬
 　ストラスアイラ・パリブレスト・ビッグプラネット
　→穴はインプレッション、セイウンニムカウ、ミスターケビンか。
　→距離短縮でビッグプラネットの巻き返しもある。


【コース・距離適性】

東京芝コース連対率50％以上
 　セイウンニムカウ・バブルエスティーム・パリブレスト・ペールギュント・マルターズビクター
芝1600メートル連対率50％以上
 　イヤダイヤダ・シルクトゥルーパー・ストラスアイラ・バブルエスティーム・
　ビッグプラネット・ペールギュント・マイネルハーティー・ミスターケビン・ラインクラフト
　→バブルエスティーム、ペールギュントに好適性。
　→ストラスアイラ、ミスターケビンはマイル戦3戦2勝の好成績。


マイル2冠へ　ラインクラフト視界良し
　オークスを回避して、一転、 ＮＨＫマイルＣへ矛先を向けてきた桜花賞馬ラインクラフト。 確かに2400メートルはこの馬には長いとは言え、 同世代の牝馬相手なら好走できないことはなかったはずだ。 それでも、オークスを捨ててこちらへ出走させてきた陣営は、 マイラーとしての資質に自信を持っているからに他ならない。 桜花賞で見せた好位からの競馬は、ラインクラフトの成長ぶりと 自在性を感じさせてくれた。東京の長い直線は 追い込みが決まりやすいイメージがあるが、 多いのは先行－差しの組み合わせで決まるケース。 他の有力馬が追い込み脚質なだけ、ラインクラフトには有利になる。 初の長距離輸送、左回りなど克服すべき点もあるが、桜花賞馬の底力を信じたい。 対抗は牡馬の代表格、ペールギュント。 武豊が「マイルＣを使うなら乗せてほしい」と予約していたほどの馬で、 不利のあった東京スポーツ杯のレースからも府中は得意。 ただ、内枠を引いてしまった影響だけが不安だ。 単穴にはアーリントンＣを快勝したビッグプラネット。 前走の皐月賞は逃げて13着だったが、距離短縮で巻き返しは必須だろう。 以下、桜花賞3着デアリングハート、内田博のマイネルハーティー、 大外イヤダイヤダ、エルコン産駒アイルラヴァゲイン。

確定後の結論
◎ラインクラフト 〇ペールギュント ▲ビッグプラネット
△デアリングハート △マイネルハーティー △イヤダイヤダ △アイルラヴァゲイン

負師パンダの二重丸
　残念ダービーとして、ほんの４、５年前までは、「ダービー馬より強いかも？」と いう勝ち馬を生み出していたのも今は昔。外国産馬にクラシックを開放した影響か、 日本経済の衰退で強いマル外が輸入されなくなった影響か、ここ２、３年はタニノギ ムレットやキングカメハメハといったクラシックの主役頼みの非常に寂しいG１競争 になりはてているNHKマイルカップ。これならばスプリントにするとか、地方馬にも 開放してダートの３歳チャンプ決定戦にするとか面白いような気も・・・。それはさておき、今年もクラシックで完敗のペールギュントが一番人気と明らかに 低レベルのメンバー構成。まかり間違えてしまえばドクターコパがG１オーナーに なってしまうかも。
　そんな難解なレースだが、勝利をつかむのはラインクラフト。過去９年、牝馬で連 対したのはシーキングザパールただ１頭なのは、タフな府中のマイルコース、強い牡 馬が出てきてしまえば、やはり牝馬では太刀打ちできないと言うことだろう。しか し、今年のメンバーで、「強い牡馬」といえる馬は１頭もなく、マイルの能力ではこ の馬が一番と見る。桜花賞は手堅く勝ちに行ったために前目に構えてシーザリオに詰 め寄られたが、今度は枠も絶好、中団のいつもの位置からレースを進めて桜花賞以上 の末脚を繰り出すだろう。対抗には、これまた牝馬のデアリングハート。府中開催もまだ４日目。人気薄がぎ りぎりまで粘ったプリンシパルSを初め、内目の芝もまだ良好のようだ。ラインクラ フトも含めペールギュント、マイネルハーティと人気馬が差し馬ばかりと来れば、穴 をあけるのはこの馬ではないか。初の長距離輸送に不安はあるが、ゴール前まで粘り に粘った桜花賞の再現を期待したい。以下、単穴に騎手の腕でマイネルハーティ、連下にペールギュント、パリブレス ト、シルクトゥルーパー、アイルラヴァゲインを取り上げるが、それ以外にもとにか く手広く。

確定後の結論
◎ラインクラフト 〇デアリングハート ▲マイネルハーティ
△ペールギュント △パリブレスト △シルクトゥルーパー △アイルラヴァゲイン

データ利用の注意点とお願い
▼初めての方は「今週のデータ解析の考え方」を一読ください。
▼出馬表の数字はスーパーパドック2005を使い独自に算出したスピード指数です。
　ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は前2走から4走の指数の順に高かったものです。
　この指数は(株)ライトニックス が有料、または無料で提供しているものとは
　全く関係ありません。
▼データ作成には万全を期していますが、あくまで個人サイトのため間違いも
　少なからず発生しております。馬券購入は自己責任でどうぞ。
▼みんなの予想掲示板では書き込みを待っています。ワイワイ楽しみましょう！



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