今週のデータ解析 No.423
第65回 皐月賞

3歳オープン（ＧⅠ）(指定・牡牝)
4月17日 中山競馬場 芝右2000㍍　定量



番 予想 馬名 重量 騎手 調教師 ５走前 ４走前 ３走前 ２走前 １走前 調整値 調R 平均値 平R
1 △　 アドマイヤフジ 57 福永祐一 橋田満　 芝 48 芝 55 芝 66 芝 66 芝 80 80 D ---
2 　 トップガンジョー 57 小牧太　 和田正道 芝 57 芝 53 芝 51 芝 69 芝 81 81 C ---
3 △　 マイネルレコルト 57 後藤浩輝 堀井雅広 芝 69 芝 70 芝 65 芝 78 芝 64 64 Y 78 B
4 　 コンゴウリキシオー 57 藤田伸二 山内研二 芝 44 芝 69 芝 73 芝 67 芝 64 64 ---
5 △　 ヴァーミリアン 57 デムーロ 石坂正　 芝 37 芝 75 芝 46 芝 52 芝 64 64 Z ---
6 　 ビッグプラネット 57 柴田善臣 南井克巳       芝 59 芝 82 82 B 82 A
7 　 ペールギュント 57 池添謙一 橋口弘次 芝 73 芝 70 芝 74 芝 79 芝 80 80 DX ---
8 　 ストラスアイラ 57 吉田豊　 小島茂之 芝 54 芝 55 芝 63 芝 70 芝 76 76 ---
9 　 ダイワキングコン 57 北村宏司 増沢末夫 ダ 51 ダ 44 ダ 64 芝 64 ダ --- 64 ---
10 　 シックスセンス 57 四位洋文 長浜博之 芝 45 芝 48 芝 73 芝 65 芝 78 78 ---
11 　 パリブレスト 57 田中勝春 小島太　     芝 61 芝 74 芝 65 65 ---
12 ▲　 タガノデンジャラス 57 安田康彦 松田博資 芝 72 芝 71 芝 60 芝 36 芝 79 79 ---
13 ○　 ローゼンクロイツ 57 安藤勝己 橋口弘次 芝 59 芝 62 芝 48 芝 51 芝 66 66 ---
14 ◎　 ディープインパクト 57 武豊　　 池江泰郎     芝 50 芝 72 芝 66 66 ---
15 　 エイシンヴァイデン 57 武幸四郎 瀬戸口勉 芝 60 芝 71 芝 72 芝 70 芝 71 71 71 C
16 △　 アドマイヤジャパン 57 横山典弘 松田博資   芝 43 芝 50 芝 74 芝 66 66 ---
17 　 スキップジャック 57 勝浦正樹 高橋裕　 芝 60 芝 62 芝 73 芝 69 芝 80 80 D 64 D
18 △　 ダンスインザモア 57 蛯名正義 相沢郁　   芝 61 芝 64 芝 69 芝 84 84 A ---




【レースの傾向と対策】
　「速い馬が勝つ」と言われている牡馬クラシックの第一関門、皐月賞。 1番人気は【２３２３】で連対率は5割。 2番人気、3番人気とも3連対で 上位人気馬の信頼性はいまひとつ。馬連平均配当は12,400円、 平成9年と14年には5万馬券が飛び出している。 小回り中山で多頭数というのが起因してか、人気の追いこみ馬が力を出しきれないこともある。 以前から最有力ステップだった若葉S組は阪神で施行されるようになっても注意が必要だ。 西高東低で、関東馬は穴で狙いたい。


【消去データ・過去10年】

①前走、二桁着順馬
 　ヴァーミリアン・パリブレスト
②前走着外馬（重賞勝ち馬・前々走勝ち馬を除く）
 　ストラスアイラ
③前走、トライアル以外で敗退していた馬<
 　コンゴウリキシオー・エイシンヴァイデン
④前走、トライアルで4番人気以下かつ4着以下だった馬
 　ストラスアイラ・スキップジャック
⑤前2走で3着以内のない馬
 　ストラスアイラ・シックスセンス・エイシンヴァイデン・スキップジャック
⑥年明け5戦以上馬
 　ダイワキングコン
⑦年明け、重賞2戦を含む3戦以上馬（連勝馬を除く）
 　コンゴウリキシオー・シックスセンス
⑧1月以降1200㍍以下出走、2月以降1400㍍以下出走
 　トップガンジョー・ビッグプラネット・エイシンヴァイデン
⑨1月以降、3つの競馬場で出走していた馬
 　アドマイヤフジ・コンゴウリキシオー・シックスセンス
⑩ダートを含め1800～2000㍍で連対のない馬
 　トップガンジョー・マイネルレコルト・ビッグプラネット・ストラスアイラ・
　ダイワキングコン・パリブレスト・エイシンヴァイデン・スキップジャック
⑪芝2000㍍未経験馬（芝1800㍍重賞3着以内馬を除く）
 　ビッグプラネット・ストラスアイラ・パリブレスト・エイシンヴァイデン・スキップジャック
⑫芝で連対のない馬
 　ダイワキングコン
⑬中央コースで未勝利（ＧⅠ連対馬を除く）
 　シックスセンス
⑭中山コース2戦以上で未勝利（ＧⅠ連対馬を除く）
 　アドマイヤフジ・トプガンジョー・ペールギュント・エイシンヴァイデン・スキップジャック
⑮キャリア2戦馬、キャリア9戦以上馬
 　ビッグプラネット・トップガンジョー
⑯1勝馬（トライアル3着以内を除く）
 　シックスセンス
　→タガノデンジャラス、ローゼンクロイツ、ディープインパクト、アドマイヤジャパン、
　　ダンスインザモアの5頭が厳しい消去データをクリア。
　→マイネルレコルト、ヴァーミリアン、ペールギュントが減点1で続く。


【好走データ】

①重賞を含む連対率100％の馬
 　ビッグプラネット・ローゼンクロイツ・ディープインパクト
②4勝以上馬
 　マイネルレコルト
③前2走とも中山芝2000㍍に出走していた馬
 　アドマイヤジャパン
　→データはディープインパクト、ローゼンクロイツ、アドマイヤジャパンを推奨。
　→マイネルレコルト、ビッグプラネットは距離の壁を克服できるかが鍵。


【穴データ】

①2000㍍オープン戦連対馬
 　アドマイヤフジ・ヴァーミリアン・シックスセンス・タガノデンジャラス・ローゼンクロイツ
②トライアルを人気で惜敗した馬
 　マイネルレコルト・ペールギュント
　→穴はローゼンクロイツ、タガノデンジャラス、ヴァーミリアンか。
　→マイネルレコルト、ペールギュントの巻きかえしにも注意。


【コース・距離適性】

中山芝コース連対率66％以上
 　シックスセンス・ディープインパクト・アドマイヤジャパン・ダンスインザモア
芝2000メートル連対率66％以上
 　アドマイヤフジ・コンゴウリキシオー・ヴァーミリアン・タガノデンジャラス・
　ローゼンクロイツ・ディープインパクト・アドマイヤジャパン
　→ディープインパクト、アドマイヤジャパンに好適性。
　→タガノデンジャラス、ローゼンクロイツも2000㍍はパーフェクト連対。


三冠への序曲　インパクトが歴史の扉を開く
　競馬界であらゆる記録を塗り替えてきた武豊。 もし彼が日本でほしいものがあるとしたら、 シンボリルドルフと並ぶような無敗の三冠馬だろう。 最近の武豊のコメントを聞いていると、 ディープインパクトにはその資格ありと手応えを感じているようだ。 デビュー戦、若駒Sの圧勝ぶりは語る必要もないが、 3戦目の弥生賞クビ差も世間で言われているほどの辛勝ではない。 先行有利の流れを外々を回ってマクると、 直線ではマイネルレコルトらをムチも入れずに交わす。さらに真骨頂はここから。 先頭に立ってわずかに手綱を緩めたところ、内からアドマイヤジャパンに出し抜けを食らう。 しかし、武豊はここで手前を変えさせると再加速、 あっさりとアドマイヤジャパンを差しかえしてゴールしたのだ。 皐月賞では7枠14番を引いたが、 ライバルとの能力差を考えれば包まれる内より遙かに良い枠。 スペシャルウィークが負けた年のように極端なグリーンベルトはなく、 外からの差しが絶望的だった状況とはまったく違う。 10年に一度の素材が、無敗の三冠ロードの幕を開く。
　対抗は毎日杯を余裕を持って勝利したローゼンクロイツ。 2000㍍戦は3勝2着1回。ＧⅠでは詰めの甘い血統だけが気がかりだが、 アンカツが真っ直ぐ追うことができれば上位争いは間違いない。 馬群のなかでも怯まない根性も心強い。 単穴にはちょっとひねってタガノデンジャラス。 エンドスウィープ産駒ながら、距離が伸びて頭角を現してきた馬だ。 若葉Sでは勝ち馬より速い脚を使って2着。 前走は後方一気だったが、持ち前の先行力を活かせば驚くような場面があるかもしれない。 20以上の消去データもクリアしている。 以下、連下には2歳王者マイネルレコルト、最内を捌ければアドマイヤフジ、 調子下降もアドマイヤジャパン、大外ダンスインザモア、 叩いて一変しているヴァーミリアンまで。

確定後の結論
◎ディープインパクト 〇ローゼンクロイツ ▲タガノデンジャラス
△マイネルレコルト △アドマイヤフジ △アドマイヤジャパン
△ダンスインザモア △ヴァーミリアン

負師パンダの二重丸
　VTRで見た新馬、若駒Sがまさに「ディープインパクト」だったために、期待に胸踊 らせて見ていた弥生賞。３，４コーナーするすると馬なりで進出し、直線向いた時に はもう３，４番手。他馬との手応えも違いすぎ、「こらあ、物が違うわ」という雰囲 気。豊が追い出すと、坂の手前でグイッと体が沈んで、さすがの反応。「おお！」と 思い、あとは何馬身ちぎるかと・・・あれ？あんまり伸びないぞ。結果、アドマイヤ ジャパンに首差の冷や汗勝利でした。確かに、長く脚を使ったとか、手前を換えなかったとか、いろいろ原因はあるで しょうが、パンダにとっては、期待が大きかっただけに、「インパクト不足」の印象。 新馬からの２戦の切れ切れの末脚や、意外と器用なレースぶりに、実はダービーよ り皐月賞向きなのでは？と思っているし、豊も変わらず大きな期待を寄せていること だし、単勝１．５倍だし、間違えている気はかなりしますが、とりあえず今回は単穴 止まりにしてみます。
　本命はローゼンクロイツ。G１勝てない家系だったり、鞍上が最近ぱっとしなかっ たりと、不安点はいろいろありますが、今年の皐月賞は、逃げ・先行馬が少なく、ス ローのよーいドン競馬になりそうな可能性大。とすれば、すーっと好位に付けられ て、末もしっかりというこの馬の本命もありではないか。できればディープインパク トの前に付けて欲しいが、たとえ豊マークの競馬であっても、上がりの勝負でディー プにそうひけは取らないと見る。対抗にはアドマイヤジャパン。今年の横山典は、直線一気の着拾い競馬が影を潜 め、レースに応じて器用に立ち回る競馬ができている気がする。１番枠とみるや、 すっと好位に付けて直線最内をしぶとく伸び、ディープインパクトに首まで迫った弥 生賞の競馬などがそれ。今回は１６番枠だけに、中団を確保する競馬になるのだろう が、ディープインパクトよりワンテンポ早めに抜け出して、しぶとさが生きる展開に 持ち込めば、あっと言わせる場面もあるだろう。以下、上がりの競馬を想定して評価は下げたが、中山コースはあっているマイネル レコルト、前走の走りがよかったダンスインザモアに、アドマイヤフジ、逃げてどこ までビッグプラネット、見限れないペールギュントまで。

確定後の結論
◎ローゼンクロイツ 〇アドマイヤジャパン ▲ディープインパクト
△マイネルレコルト △ダンスインザモア △アドマイヤフジ
△ビッグプラネット △ペールギュント
データ利用の注意点とお願い
▼初めての方は「今週のデータ解析の考え方」を一読ください。
▼出馬表の数字はスーパーパドック2005を使い独自に算出したスピード指数です。
　ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は前2走から4走の指数の順に高かったものです。
　この指数は(株)ライトニックス が有料、または無料で提供しているものとは
　全く関係ありません。
▼データ作成には万全を期していますが、あくまで個人サイトのため間違いも
　少なからず発生しております。馬券購入は自己責任でどうぞ。
▼みんなの予想掲示板では書き込みを待っています。ワイワイ楽しみましょう！



[ TOP PAGE | 過去の予想結果 | あなたの予想を掲示板に! ]