今週のデータ解析 No.403
第24回 ジャパンカップ
3歳上オープン（ＧT）(指定・国際)
11月28日 東京競馬場 芝左2400b　定量


馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
エルノヴァ 55 藤田 ５３ ８１ ８６ ７８ D
コスモバルク 55 ルメール ８８ ７６ 地@ ９９ ７６ X
ゼンノロブロイ 57 ペリエ ８４ ７３ ９３ ８８ ９３ AZ
デルタブルース 55 安藤 ６３ ４９ ７４ ６６ ７８ D
トーセンダンディ 57 江田照 ７６ ８０ ８４ ８１ ８２ C
ナリタセンチュリー 57 柴田善 ８７ ８２ ７０ ８８ ８７ B
ハイアーゲーム 55 デムーロ ７０ ８２ ８１ ７９ ７２
ハーツクライ 55 武豊 ７９ ８５ ８３ ７７ ７５
ヒシミラクル 57 角田 ８７ ８８ ８８ ６７ ６２
ホオキパウェーブ 55 横山典 ７２ ７９ ７５ ９９ ７７ X
マグナーテン 57 岡部 ８４ 海L ８７ ８８ ７５
ウォーサン 57 ファロン 英@ 英A 英H 独@ 仏H
パワーズコート 57 スペンサー 英D 独A 米C 愛B 米B
フェニックスリーチ 57 ドワイヤー 英B 加@ 英@ 仏E 英I
ポリシーメーカー 57 パスキエ 仏D 仏@ 仏A 仏@ 仏R
リュヌドール 53 ジャルネ 仏@ 仏@ 仏@ 仏I 伊@

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜！注意点！＞
　出馬表の数字はスーパーパドックEXを使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ（過去10年）
 @前走1秒差以上で敗退していた馬
 　マグナーテン・ヒシミラクル・ハイアーゲーム・トーセンダンディ
A前走ＧUＧVで未連対だった馬
 　マグナーテン
B前走未勝利の6歳以上馬
 　トーセンダンディ
C前2走で重賞勝ちのない5歳以上馬
 　エルノヴァ・ヒシミラクル
D前3走とも未勝利の牝馬
 　エルノヴァ
EＧT未連対馬（セン馬を除く）
 　ナリタセンチュリー・マグナーテン・エルノヴァ・ハイアーゲーム・トーセンダンディ
F未経験の3歳馬を除く2200b以上重賞未勝利馬
 　エルノヴァ・ホオキパウェーブ
G3歳馬で勝ち鞍2勝以下、古馬で5勝以下
 　ナリタセンチュリー・エルノヴァ・ゼンノロブロイ・ホオキパウェーブ
H東京芝コース未勝利馬（未経験馬を除く）
 　ハーツクライ・ナリタセンチュリー・ヒシミラクル・トーセンダンディ
　→日本馬でクリアしたのはコスモバルク、デルタブルース。
　→ゼンノロブロイ、ハーツクライは減点1。

◆消去データ【外国馬】（過去9年・中山コースだった年を除く）
 @前走、良・稍重馬場で着外だった馬（香港馬を除く）
 　ウォーサン・フェニックスリーチ・ポリシーメーカー
A前走、8頭立て以下で未勝利、12頭立て以下で未連対の馬
 　パワーズコート・フェニックスリーチ
B前3走とも未連対の馬（3走とも重・不良馬場だった馬を除く）
 　フェニックスリーチ
C前2走とも59`以上（香港馬を除く）
 　ウォーサン・フェニックスリーチ
DＧT未勝利の牡馬
 　ポリシーメーカー
Eレース間隔が中8週以上
 　フェニックスリーチ
　→外国馬もリュヌドールがクリア。パワーズコートも減点1で続く。



◆好走データ（過去10年）
 @日本馬なら前2走で勝利のある府中ＧT馬
 　ゼンノロブロイ
A日本馬ならＧT2勝以上馬
 　ヒシミラクル
B外国馬なら前5走で着外がなく、前3走で1度は勝利しているＧT馬
 　パワーズコート（3前走で1着降着）
　→データはゼンノロブロイ、パワーズコートか。


◆穴データ
 @日本馬なら前走でＧTや古馬混合ＧUで連対していた3歳馬
 　デルタブルース・ホオキパウェーブ
A外国馬ならBCターフ組
 　パワーズコート
B外国馬なら前走、重・不良馬場で未連対だった馬
 　パワーズコート
　→穴はデルタブルース、ホオキパウェーブの菊花賞組。
　→外国馬ではやはりパワーズコート。

◆コース距離適性
 @東京芝コース連対率66％以上
 　ハーツクライ・ゼンノロブロイ・ハイアーゲーム・ホオキパウェーブ
A芝2400b連対率66％以上
 　ポリシーメーカー・ハーツクライ・ナリタセンチュリー・エルノヴァ・
　ゼンノロブロイ・ヒシミラクル・ホオキパウェーブ
　→ハーツクライ、ゼンノロブロイ、ホオキパウェーブに好適性。



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天才オブライエンの秘蔵っ子　パワーズコート◎！

レース概況
　平成4年に国際ＧＩに認定されたジャパンカップ。 創設当初は外国馬が圧倒的な強さを誇っていたが、 最近10年は日本馬が計13連対。 かつて、外国馬は本気の二流馬を狙えと言われていたが、 力の足りない馬の好走は難しくなっている。 1番人気は【１１４４】、2番人気は【２４１３】、 3〜5歳馬、牝馬の連対数が多く、 6歳以上馬の連対は厳しい。

今週の結論
　JRA創立50周年の記念すべき年に行われるジャパンカップ。 ところが、例年と比べて日本馬も外国馬もレベル的にはもう一歩。 スターホース不在の寂しい国際ＧTとなってしまった。 近年の地元有利の傾向を受けて、人気は日本馬に集中しているが、 そんな時に限って外国馬が賞金をさらっていくのがジャパンカップの王道でもあった。 配当も鑑みて、軸は外国勢からチョイスしたい。 本命は天才エイダイ・オブライエン調教師が初めて日本に送り込むパワーズコート。 ジャイアンツゴーズウェイ、ロックオブジブラルタル、 ハイシャパラルなど数々の世界的名馬で大レースを総なめにしてきた オブライエン師だが、このパワーズコートも勝機があるからこそ 来日させてきたと見て間違いない。父は日本には重いサドラーズウェルズだが、 母の父はレッドゴッド系のレインボウクエスト。 欧州では2400メートルより2000メートルが向くタイプなら、 日本のクラシックディスタンスは適距離だ。 アーリントンミリオンでは1位入線（降着）、 BCターフでは早仕掛けながら3着と実力は世界トップレベル。 日本馬のレベルアップは著しいが、まだ胡座をかいて楽勝できるほど甘くはない。
　対抗は天皇賞秋でＧT勝利を飾ったゼンノロブロイ。 府中2400はダービー2着、青葉賞1着と相性の良いコース。 クリスエスやオペラオー級とは言い難いが、 日本の総大将の風格は備わってきた。 単穴に乗り替わりで必勝を期すコスモバルク。 じゃじゃ馬ダンスインザムードを御したルメールの手綱さばきは見物。 リングハミの効果が巧く出れば折り合えるか。 以下、菊花賞のワンツーコンビ、デルタブルースとホオキパウェーブ、 フランス3歳馬のリュヌドール、府中二度目のナリタセンチュリー、 末脚にかけるハーツクライ、ハイアーゲームと手広く。


確定後の結論
◎パワーズコート 〇ゼンノロブロイ ▲コスモバルク
△デルタブルース △ホオキパウェーブ △リュヌドール
△ナリタセンチュリー　△ハーツクライ　△ハイアーゲーム




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