今週のデータ解析 No.382
第45回 宝塚記念
3歳上オープン(GT)(指定・国際)
6月27日 阪神競馬場 芝右2200b 定量


馬 名 斤量 騎手 5前走 4前走 3前走 2前走 前 走 ランク
サイレントディール 58 池添 ダ93 ダ75 地F ダ87 海K
ザッツザプレンティ 58 デムーロ 83 75 69 66 90 B
シルクフェイマス 58 四位 74 84 96 87 71 X
スティルインラブ 56 70 68 82 89 80
ゼンノロブロイ 58 田中勝 82 81 88 84 73
ダイタクバートラム 58 小牧 91 88 85 80 82
タップダンスシチー 58 佐藤哲 86 68 94 84 93 AY
ダービーレグノ 58 秋山 88 81 82 69 83
チャクラ 58 柴田善 70 85 81 71 85
ツルマルボーイ 58 安藤 91 71 87 83 90 B
トレジャー 58 オリヴァー 84 76 79 ダ69 85
ホットシークレット 58 福永 73 54 取消 78 53
メイショウドメニカ 58 松永 85 84 85 86 78
リンカーン 58 武豊 77 83 89 70 67
ローエングリン 58 横山典 79 海B 94 91 86 DY

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

<!注意点!>
 出馬表の数字はスーパーパドックEXを使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ(過去10年)
@前走、着外だった馬
 サイレントディール・スティルインラブ・ダイタクバートラム・
  ホットシークレット・メイショウドメニカ・リンカーン

A前走、半馬身差以内で辛勝した馬(GTを除く)
 タップダンスシチー・チャクラ
B前走から斤量2`以上増馬(前走重賞勝ちを除く)
 トレジャー
C前2走とも未連対だった馬
 ザッツザプレンティ・ダイタクバートラム・ダービーレグノ・ホットシークレット
D前3走で1秒5差以上の大敗をしていた馬(GTを除く)
 スティルインラブ・トレジャー・ホットシークレット・メイショウドメニカ
E重賞未勝利の5歳以上馬
 トレジャー
F3歳馬、7歳以上馬
 タップダンスシチー・ホットシークレット・メイショウドメニカ
G前走GTで連対していた馬を除く牝馬
 スティルインラブ
HGT馬を除き休養馬
 サイレントディール
 →シルクフェイマス、ゼンノロブロイ、ツルマルボーイ、ローエングリンがクリア。


◆好走データ(過去10年)
@前2走とも重賞で連対した馬
 ゼンノロブロイ
A4〜5歳の安田記念か天皇賞の1〜3着馬
 シルクフェイマス・ゼンノロブロイ・ツルマルボーイ
 →データはゼンノロブロイ、シルクフェイマス、ツルマルボーイを推奨。


◆穴データ
@前3走で2勝していた馬
 シルクフェイマス・メイショウドメニカ
A前3走とも5着以内の4歳馬
 ゼンノロブロイ・チャクラ
 →穴はシルクフェイマス、チャクラか。

◆コース距離適性
@阪神芝コース連対率66%以上
 ザッツザプレンティ・スティルインラブ・リンカーン・ローエングリン
A芝2200b連対率66%以上
 シルクフェイマス・スティルインラブ・ツルマルボーイ・トレジャー・リンカーン
 →スティルインラブに好適性。



みんなの予想は掲示板でワイワイしましょう(^0^)/

GTの美酒に酔え ロブロイ&カツハル!

レース概況
 上半期を締めくくるGT、宝塚記念。有馬記念と同様、 出走馬はファン投票で選出される。 1番人気は【6202】 とほぼパーフェクト。連対を外したのは単勝4.4倍のサクラチトセオー、 休み明けだったシンボリクリスエスだけ。 2番人気は【3007】と 今ひとつだが、6番人気以下馬は5連対しており伏兵陣の大駆けに注意したい。 馬連平均配当は2540円、4歳馬が圧倒的な強さを誇っている。 前残りの展開が多く、追い込み馬は苦戦。

今週の結論
 今一歩、GTに手の届かない馬が 栄冠を掴むのが宝塚記念の傾向。メジロライアン、ダンツシアトル、マーベラスサンデー、 あのサイレンススズカもそうだった。 今年、GTの美酒に酔うのはゼンノロブロイと田中勝春。 馬はダービー、天皇賞春で2着、有馬記念で3着と惜敗続き。 人はGT102連敗の大記録を更新中。こんなコンビに◎を打ってみようと言うのも、 宝塚記念がGT未勝利組に優しい性格を持ち合わせているが故だ。 意地悪く言えば、超一流馬でなくても勝てるレースだということになるが。 ゼンノロブロイのベストパフォーマンスをあげるなら、 3歳秋の神戸新聞杯に異論はないだろう。 サクラプレジデント、ザッツザプレンティ以下を直線だけで3馬身半、突き放してしまう内容は圧巻だった。 同じ阪神コース、距離もグッと短縮されて2200メートルなら、 ゼンノロブロイは全ての能力を出し切ることができるのではないか。 ダービー2着からも多少の道悪は気にしない。 田中勝春への乗り替わりを訝しがる声もあるが、 京王杯SCでゼンノと実質同馬主のウインラディウスを勝利に導いたからこそ掴んだ騎乗馬。 そろそろ、カッチーに女神の順番が回ってくる頃合いとみたい。
 相手は古馬最強のタップダンスシチー。 金鯱賞レコード勝ちからも、老いて衰えは全くない。 ただ、今回はローエングリンらを早めに潰さなくてはならない分、 ◎が突き入る隙が生まれる可能性がある。 単穴には上がり馬シルクフェイマス。 父マーベラスサンデーに似て古馬になって成長してきた馬。 素直な競馬ができるのは強み。 以下、巻き返し図るリンカーン、末脚にかけるツルマルボーイ、思い切っていけばローエングリン、 去年の私の夢ダイタクバートラムまで。


確定後の結論
◎ゼンノロブロイ 〇タップダンスシチー ▲シルクフェイマス
△リンカーン △ツルマルボーイ △ローエングリン △ダイタクバートラム



負師パンダの二重丸

 天皇賞で武豊はなぜリンカーンを後方待機させたままだったのか?「折り合いを欠 いた」云々の敗因分析よりも、私が一番気になった点である。好走した有馬、阪神大賞典よりもかなり後ろであるし、ゼンノロブロイ、ザッツザ プレンティ、シルクフェイマスといった現実のライバルよりもかなり後方。「ライバ ルが動かなかったから自分も動けなかった」という、メジロパーマーパターンとは ちょっと違うような気がしたのである。
 あれこれ考えてみた結果、現時点での結論は、「武豊は、リンカーンに自信がな かった」。もともと「5歳に完成」と言われていた奥手の馬で、ザッツにはマッチレースで 勝っているとは言っても、有馬は豊の腕と幸四郎のアシストで2着を拾ったような競 馬だったことから、人気を背負ってマークされた上での正攻法では勝ちきれないと 思って、ぎりぎりまで脚をためての後方一気に賭けたのではないか。とすると、リンカーンは今回も能力的にどんとこいとは言えないはずで、△の押さ えまで。
 本命はタップダンスシチー。JC激走後の有馬は惨敗したが、これは過去の名馬でも よくあったこと。強い姿で帰ってきた前走からみて能力面の衰えは全くない。唯一の 不安は、前走仕上がり不足の状態でレコード勝ちした反動だが、こればっかりは走っ てみないとわからないのだから考えても仕方がない。ただ、過去この馬の二走ぼけそ シーンは見たことが無く、期待の方が大きいはずで、日本最強馬の称号を取り戻して からの凱旋門賞遠征に期待したい。
 対抗にはシルクフェイマスを。距離短縮は大きなプラスだが、スローの上がり勝負 というこの馬にとって理想的な展開になりながらゼンノロブロイに差されての3着 は、G1ではちょっと足りないのかな?という不安も感じさせた。シルクの馬と言う こともあって、期待料も込めての対抗指名。以下、単穴には一番人気の勝春は不安だが、前走でシルクを差したゼンノロブロ イ、連下に乗り代わりで新味期待のザッツザプレンティ、ついにG1奪取のツルマル ボーイ、大穴として休養前の3連勝の内容がなかなか捨てがたいメイショウドミニカ まで。

◎タップダンスシチー ○シルクフェイマス ▲ゼンノロブロイ 
△ツルマルボーイ △メイショウドミニカ



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