＜！注意点！＞
　出馬表の数字はスーパーパドックEXを使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

ラストサプライズ！　有馬に託す夢馬券

今週の結論
　まもなく2003年も幕を閉じる。 本当に一年が早く感じるのは、年を取った証拠なのだろうか。 イラク戦争、マニフェスト選挙、阪神優勝、フセイン拘束、自衛隊イラク派兵決定など 今年も様々なできごとがあった。 世界各地でやまないテロ・戦闘や、悪化する国内の治安と、 不安を煽るばかりの一年だった気もする。 来年こそは私たちの心を明るくしてくれるような年になってほしいものだ。
　暮れも押し迫った28日に行われる今年の有馬記念。 いくら考えても結論が浮かばない。 現役最強馬シンボリクリスエスと、ジャパンカップを大勝したタップダンスシチーの闘い。 ハナに行くだろうタップを今回はクリスエスが徹底マークするという。 もしかすると、ゴールまで2頭の一騎打ちの名勝負になるかもしれない。 しかし、中団で脚をためるクリスエスがいつもと違う競馬をして、 タップをねじ伏せることができるのか。 一方、策士アンカツのザッツザプレンティも同型タップを負かしに行く競馬をするという。 ジャパンカップのような気楽な一人旅をさせてもらえる可能性は低い。 すべてダート変更になった土曜の積雪も予想を悩ませる材料だ。
　分からないときは肩肘張らず、サプライズの精神で 夢馬券を買ってみるのも悪くない。まずは本命に3歳馬ゼンノロブロイ。 菊花賞を見直していただければ一目瞭然だが、 スムーズな競馬さえできていればリンカーンには先着を許さなかった。 有馬記念一本に絞ったローテ、神戸新聞杯の爆発力、 ダービー2着で騎手を降板させた藤澤師の期待、ケガを押して騎乗にこだわった柴田善臣の執念。 熾烈な先行争いに巻き込まれないことを条件に◎を打ってみたい。 対抗は追い込み一手のツルマルボーイ。 宝塚記念と同じ展開になれば、確実に差し脚を伸ばすツルマルは信頼に足る。 重馬場のジャパンカップは全く参考外なのは言うまでもない。 単穴にＧ�T6勝馬アグネスデジタル。 天皇賞秋、マイル、ダート、海外と場所もコースも選ばずに Ｇ�Tを勝ちまくってきたオールラウンダー。その走りはいつもサプライズだった。 ラストランとなる有馬記念で長距離戦を克服できれば、 まさにラストサプライズということになる。 馬券はこの3頭のBOXと、人気2頭への流しで一足早いお年玉にするのはいかがだろう。 それではみなさん、良いお年を！

確定後の結論
◎ゼンノロブロイ 〇ツルマルボーイ ▲アグネスデジタル
△シンボリクリスエス △タップダンスシチー △リンカーン △ザッツザプレンティ

負師パンダの二重丸

　シンボリクリスエスのJC敗因は何か？巷で言われているように、道悪が全てなの か。そうであれば、良馬場予想の今回は何の心配もいらないのだが、パンダは前走の 馬体重５４０�sに一抹の不安がよぎる。「馬体が重かったか、もしくは筋肉がつきす ぎて、タフなレースでガス欠を起こしたのではないか？」たとえそうであっても、昨 年のようなスローの上がり勝負になってしまえば何の心配もないであろう。タップダ ンスシチーの先行一車でその可能性は十二分にある。しかし、タップダンスシチーに 絡む馬が現れたり、レース破壊王後藤（チャクラ）あたりが早めに捲ってレースを動 かして、きつい流れになった場合はどうか？…当日の馬体重に注意しつつ、今回は対 抗にとどめたい。
　本命はツルマルボーイ。過去の有馬記念を紐解いた時、穴になるのは「時期尚早と 思われていた3歳馬（菊花賞馬ならなおよし）」か「人気の落ちた実力馬の復活」の どちらかのパターン。今回前者に当てはまるのは、リンカーンかザッツザプレンティ と言うところだが、いずれも人気がありすぎる。そこで後者の代表選手、ツルマル ボーイを狙ってみたい。JCは道悪で全くレースをしておらず、宝塚記念、天皇賞２着 の実績は全く色あせてはいない。どうしても展開に左右される馬だが、今回はペリエ もタップやザッツに楽なレースをさせないはずで、意外と展開利を受けられるのはこ の馬ではないか。馬だけでなく、G１2着王と化している鞍上にも、すかっと勝ってよ い正月を迎えて欲しい。
　単穴にはタップダンスシチー。JCでの強い勝ち方で、マークは厳しくなるが、今回 もおそらく先行一車。すんなり先行できれば少々のハイペースでも粘れてしまう馬で もあり、つぶしに来た他馬をまとめて面倒見てしまうかもしれない。本線は上記３頭のBOXも、以下、力をつけているザッツザプレンティ、鞍上不気味 なリンカーン、後者の穴馬パターンにあたるもう一頭のアグネスデジタルまで。

◎ツルマルボーイ ○シンボリクリスエス ▲タップダンスシチー　
△ザッツザプレンティ △リンカーン △アグネスデジタル