今週のデータ解析 No.353
第55回 阪神JF
2歳オープン（ＧT）(牝馬・指定・混合)
12月7日 阪神競馬場 芝右1600b　馬齢


馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
アズマサンダース 54 蛯名 ５５ ４５
エイシンヘーベ 54 小牧太 ４６ ５７ ６１ ６０ ６０
エンジェルクルー 54 本田 ４２ ５７ ４７ ４８ ５２
グランプリオーロラ 54 熊沢 ５７ ４８ ５６
クリスタルヴィオレ 54 坂井 ２７ ５２ ６２ ５８ ６４ D
コンコルディア 54 柴田善 ５４ ６７ ５７ ５８ Y
スイープトウショウ 54 角田 ５０ ６８ A
ダンツアイリッシュ 54 池添 ４６ ５６
ディアチャンス 54 ファロン ４０ ５５
フィーユドゥレーヴ 54 藤田 ５７ ７３ ６２ X
マコトキンギン 54 スミヨン ６６ ５４
マチカネエンジイロ 54 武豊 ６４ ５２ ６３
マルターズヒート 54 安藤 ﾀﾞ５１ ６３
ヤマニンアラバスタ 54 松永 ５１ ５４ ５３ ６５ ６８ A
ヤマニンアルシオン 54 岩田康 ５５
ヤマニンシュクル 54 四位 １５ ５７ ５６ ４３
ラブリープリンセス 54 幸 ４５
ロイヤルセランガー 54 福永 ５５ ６１ ６７ ５１ ６５ CY

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜！注意点！＞
　出馬表の数字はスーパーパドックEXを使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ（過去10年）
 @前走、未勝利戦、ダート戦に出走していた馬
 　ディアチャンス
A前走、非重賞で4着以下だった馬
 　エイシンヘーベ・エンジェルクルー・マコトギンギン
B芝未勝利馬（重賞連対馬を除く）
 　マルターズヒート
Cデビュー戦で4着以下だった馬（2勝馬を除く）
 　エイシンヘーベ
Dキャリア2戦馬（無敗馬・重賞連対馬を除く）
 　ダンツアイリッシュ・ディアチャンス・マコトギンギン・マルターズヒート
　→消えたのはわずか6頭。底見せたキャリア2戦馬は見送り。


◆好走データ（過去10年）
 @ＧV勝ち馬・ＧU連対馬
 　スイープトウショウ・フィーユドゥレーヴ・ロイヤルセランガー
A芝マイル戦勝ち馬
 　ディアチャンス・ヤマニンアラバスタ
B前々走で新馬を勝った連勝馬
 　スイープトウショウ
　→データはスイープトウショウを強力にプッシュ。
　→フィーユドゥレーヴ、ロイヤルセランガー、ヤマニンアラバスタも。


◆穴データ
 @ファンタジーSで3〜5着だった馬
 　マルターズヒート・フィーユドゥレーヴ・マチカネエンジイロ
A連対率100%の休養明け（2ヶ月以上）馬
 　アズマサンダース
　→穴はフィーユドゥレーヴ、マチカネエンジイロ、アズマサンダース。

◆コース距離適性
 @阪神芝コース連対率100％
 　ロイヤルセランガー
A芝1600b連対率100％
 　ディアチャンス・ヤマニンアラバスタ
　→ロイヤルセランガーは阪神【１２００】。他馬は出走経験なし。



みなさんの予想はどうぞ新・掲示板へ。

母娘２代女王へ！　未知の魅力アルシオン

レース概況
　牝馬のクラシックの登竜門、阪神ジュベナイルフィリーズ。 2勝馬、3勝馬の好走率が高く、逆に1勝馬の優勝はヒシアマゾンだけ。 マイル経験は大きな買い材料。 1番人気は【４０２４】、 2番人気は【２０３５】、馬連平均配当は6,940円。 3ケタ配当は一度だけで、波乱の傾向が強い。

今週の結論
　今年の阪神JFの出走メンバーはすべて2勝馬か1勝馬。 3勝馬がいないということは、現時点で抜き出でた馬がいないということ。 同様のケースはこれまで93年、97年にあったが、 どちらの年も1戦1勝馬が連対して波乱を呼んでいる。 1戦1勝の未知の魅力に賭けるなら、ヤマニンアルシオンをおいて他にない。 母は94年のこのレースで、デビューから無傷の3連勝で優勝したヤマニンパラダイス。 全兄は京成杯（2000b）まで同じくデビュー3連勝を飾ったヤマニンセラフィム。 母も兄もケガに泣かされたが、まともならＧT戦線の主役を張っていた馬だったはず。 ヤマニンアルシオンは新馬戦で後続に5馬身の差をつけて圧勝。 スピードの違いからハナを切ったが、調教では馬を追いかける実戦的な追い切りもこなしており、 レースでも好位で折り合えるのではないか。 阪神マイルは外枠不利と言われるが、揉まれるリスクがなくなったと前向きに考えたい。
　相手は函館2歳Sを制したフィーユドゥレーヴ。 道営の五十嵐騎手のラフプレーに怯まなかった根性は大したもの。 負けたファンタジーSは明らかな叩き台で、阪神JFを狙いすましたローテは脅威だ。 三番手に札幌2歳Sで2着に好走したアズマサンダース。 牡馬相手の僅差の勝負だっただけに価値は高い。先行力を生かす競馬を期待したい。 以下、爆発力一番のスイープトウショウ、 完全連対中のロイヤルセランガー、マイル勝ちのあるヤマニンアラバスタ、 こちらも1戦1勝のラブリープリンセス、武豊のマチカネエンジイロと手広く。


確定後の結論
◎ヤマニンアルシオン 〇フィーユドゥレーヴ ▲アズマサンダース
△スイープトウショウ △ロイヤルセランガー △ヤマニンアラバスタ
△ラブリープリンセス △マチカネエンジイロ