今週のデータ解析 No.348
第128回 天皇賞
3歳上オープン(GT)(指定)
11月2日 東京競馬場 芝左2000b 定量


馬 名 斤量 騎手 5前走 4前走 3前走 2前走 前 走 ランク
アグネスデジタル 58 四位 地C 92 76 地A 地D Z
イーグルカフェ 58 田中勝 ダ90 91 76 ダ75 地C
エイシンプレストン 58 福永 92 海D ダ42 海@ 84 D
カンファーベスト 58 安藤 79 82 81 88 84 D
ゴーステディ 58 吉田 76 74 85 72 79
サンライズペガサス 58 柴田善 87 92 74 86 90 A
シンボリクリスエス 58 ペリエ 84 91 87 93 86 Y
ダービーレグノ 58 87 87 81 70 82
ツルマルボーイ 58 横山典 84 90 87 88 88 B
テンザンセイザ 58 藤田 90 90 83 86 84 D
トレジャー 58 五十嵐 77 78 76 79 80
トーセンダンディ 58 江田照 78 73 86 80 ダ56
トーホウシデン 58 蛯名 86 85 86 82 85
ファストタテヤマ 58 安田 57 89 86 79 76
モノポライザー 58 武豊 84 88 80 ダ68 72
ヤマノブリザード 58 勝浦 72 68 74 77 85 C
ロサード 58 武幸 82 87 79 79 80
ローエングリン 58 後藤 95 94 91 海I 海A X

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

<!注意点!>
 出馬表の数字はスーパーパドックEXを使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ(過去10年)
@前走、1秒差以上で敗退した馬、二桁着順だった馬
 アグネスデジタル・イーグルカフェ・ゴーステディ・トーセンダンディ
A前走、芝1700b以下戦に出走していた馬
 ローエングリン
B前2走で条件戦に出走した馬
 モノポライザー
C前3走とも4着以下だった馬
 イーグルカフェ・ゴーステディ・トレジャー
D9月以降2走以上馬(GT馬を除く)
 カンファーベスト・トレジャー
E2000b戦で連対経験のない馬(不出走を除く)
 トーセンダンディ・ヤマノブリザード
FGT連対馬を除く重賞未勝利馬
 ゴーステディ・トーセンダンディ・トレジャー・モノポライザー
G2000b重賞未勝利の6歳以上馬
 ゴーステディ
H5ヶ月以上の休養明け馬
 サンライズペガサス
I宝塚記念3着以内か前走重賞勝ち馬を除く秋不出走馬
 サンライズペガサス・シンボリクリスエス・トーデンダンディ・ヤマノブリザード
 →クリア馬はエイシンプレストン、ダービーレグノ、ツルマルボーイ、
  テンザンセイザ、トーホウシデン、ロサードの6頭。



◆好走データ(過去10年)
@前走、勝利の4歳馬
 モノポライザー
A2000b重賞2勝以上の前走着内馬
 アグネスデジタル・エイシンプレストン・シンボリクリスエス・ツルマルボーイ・ロサード
B前走着内の古馬GT連対経験馬
 アグネスデジタル・エイシンプレストン・シンボリクリスエス・ツルマルボーイ
 →データはエイシンプレストン、ツルマルボーイ。
 →アグネスデジタル、シンボリクリスエスも減点はわずか。



◆穴データ
@2000b重賞勝ちがあり、GTで2度以上連対していた馬
 アグネスデジタル・エイシンプレストン・ツルマルボーイ
A斤量58`以上で重賞連対経験のある馬
 アグネスデジタル・ツルマルボーイ・ファストタテヤマ・ローエングリン
 →穴も好走馬と重なるがファストタテヤマ、ローエングリンにも注意したい。

◆コース距離適性
@東京芝コース連対率60%以上
 シンボリクリスエス・ツルマルボーイ・トーホウシデン・ローエングリン
A芝2000b連対率60%以上
 アグネスデジタル・カンファーベスト・サンライズペガサス・
 シンボリクリスエス・トーホウシデン・ローエングリン

 →シンボリクリスエス、トーホウシデン、ローエングリンに好適性。



待ちわびた府中二千 ツルマル盾必勝!

レース概況
 秋の東京競馬、最初のGTとなる天皇賞。2000bに距離が短縮されて19回目になるが、 世代別では3、4歳馬の成績が飛びぬけて良い。 1番人気は【1216】、2番人気は【2215】、 馬連平均配当は5,200円。 「魔物が棲む」と言われるが、人気馬の降着、 故障など予想外のアクシデントが起こるのも秋の天皇賞の特徴か。

今週の結論
 場所や距離は違っても、求められる力に共通するものがあるのか、 成績の似通る相性の良いコースが不思議と存在する。 例えば、阪神2200、京都2400で良績を残した馬は、府中2000で好走する。そうした意味では、 秋の天皇賞で6年連続(中山開催だった去年を除く)、その年の宝塚記念連対馬 が絡んでいるのは偶然ではない。 今年の該当馬は2年連続で宝塚記念2着のツルマルボーイ。 この馬にとってベスト条件は2000の左回り。 初重賞勝ちの中京記念、エアシャカールを豪快に差しきった金鯱賞もこの条件だった。 府中は1戦1勝(メトロポリタンS)だが、 この時は苦手な道悪を克服しての勝利で、とにかく根っからのサウスポーとみていい。 昨年の秋の天皇賞(11着)が中山で行われたのは、この馬にとって不幸としか言いようがない。 今年は宝塚記念以来のぶっつけとなるが、 使い減りするタイプで鉄砲でも問題なし。 長い直線の東京で、初GT制覇へ存分に鋭脚を爆発させてほしい。
 対抗はやはり昨年の覇者シンボリクリスエス。 ひさびさと大外枠がどうでるかが鍵。ただ、最大の目標はジャパンカップにあることも事実。 単穴は仕上がり7分の毎日王冠で3着に好走したエイシンプレストン。 叩いての上積みは大きいはずで、距離延長を我慢できればアタマもある。 以下、連下にGT6勝アグネスデジタル、フランス帰りローエングリン、 中距離巧者トーホウシデン、出がらしでなければカンファーベストなど。


確定後の結論
◎ツルマルボーイ 〇シンボリクリスエス ▲エイシンプレストン
△アグネスデジタル △ローエングリン △トーホウシデン △カンファーベスト



負師パンダの二重丸


 デュランダル、スティルインラブ、ザッツザプレンティと、SS産駒またはその直系 が大活躍の今年の秋のGIシリーズ。今週も、モノポライザー、ツルマルボーイと有力 馬がスタンバイしている。しかし、この流れにあえて逆らって、本命はローエングリン。 同じく本命に期待した安田記念はややもの足りなかったが、このときはローテ的に 一走多くピークを過ぎていたのもまた事実。それでも長い直線粘りに粘って、あわや 2着の見せ場を作ることができた。1600よりも2000の方が息が入りやすく、しかも先 行馬の少ない組み合わせ。前半楽に先行させてもらえれば、安田記念で届かなかった 0.1の差は埋まるはず。安田記念で、フランスで、掴み損なったG1のタイトルを府中 の2000で掴み取ることを期待する。
 対抗にはエイシンプレストン。中団からでも後方待機でも終い必ず追い込んでくる 実に堅実な馬。2着3着が多いのは、馬の力が足りないためか、はたまた鞍上が2着3着 王の故か。いずれにしても、順調に使われている強みもあり、2着は期待できる。間 違って勝ってしまうこともちょっとだけ期待して。
 単穴にはシンボリクリスエス。言わずとしれた現役最強馬。純粋に力だけならこの 馬に本命を打つしかないような気はする。しかし、宝塚記念で苦杯をなめた休み明 け、コースが改装されたとはいえ、府中の2000で鬼門の外枠と、気になる条件がそ ろったので、やや評価を下げてみる。以下、ポン駆け利くツルマルボーイ、府中の芝では侮れないイーグルカフェ、1800 ベストも前走好内容のトーホウシデンまで。

◎ローエングリン ○エイシンプレストン ▲シンボリクリスエス 
△ツルマルボーイ △イーグルカフェ △トーホウシデン


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