今週のデータ解析 No.325
第64回 オークス
3歳オープン(GT)(優駿牝馬・指定)
5月25日 競馬場 芝左2400b 定量


馬 名 斤量 騎手 5前走 4前走 3前走 2前走 前 走 ランク
ポップコーンジャズ 55 オリヴァ 45 45 68 75
アドマイヤグルーヴ 55 武豊 36 60 61 81 C
スティルインラブ 55 63 72 76 84 A
ピースオブワールド 55 福永 ダ46 70 72 70 70
センターアンジェロ 55 石崎隆 60 59 79 75 66 X
タイムウィルテル 55 吉田 60 68 49 73 67
シーイズトウショウ 55 池添 69 66 67 74 82 B
メイプルロード 55 渡辺 56 61 66 取消 62
トーセンリリー 55 柴田善 61 58 地I 72 56
オースミハルカ 55 川島 68 64 65 77 78 Z
コインオブスター 55 田中勝 45 64 71 63 73
ヤマカツリリー 55 安藤 42 62 68 79 80 DX
マイネヌーヴェル 55 横山典 27 60 60 74 74
シンコールビー 55 佐藤哲 60 61 49 52 67
メモリーキアヌ 55 角田 61 65 74 69 79
チアズメッセージ 55 蛯名 62 70 76 60 74
チューニー 55 後藤 62 54 66 73
アイシースズカ 55 小野 48 52 61 58 50 取消

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

<!注意点!>
 出馬表の数字はスーパーパドックEXを使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ(過去10年)
@桜花賞8着以下に敗退した直行馬
 チューニー・マイネヌーヴェル
A桜花賞組を除き前走4着以下だった馬
 コインオブスター・チアズメッセージ・トーセンリリー・メイプルロード
B前走、良馬場で1秒2以上敗退した馬
 トーセンリリー・メイプルロード
C前3走で一度も連対のない馬
 チアズメッセージ・メイプルロード
D近6戦とも未勝利の馬
 シーイズトウショウ
Eキャリア3戦以下馬
 ポップコーンジャズ
F連対最長距離が1400b以下だった馬
 メイプルロード
G重賞未経験馬
 コインオブスター・ポップコーンジャズ・メモリーキアヌ
H忘れな草賞組と桜花賞3着以内を除く重賞未連対馬
 コインオブスター・センターアンジェロ・ポップコージャズ・メモリーキアヌ
I休養明け馬
 ピースオブワールド
 →クリアしのたのはアドマイヤグルーヴ、オースミハルカ、シンコールビー、
  スティルインラブ、タイムウィルテル、ヤマカツリリーの6頭。



◆好走データ(過去10年)
@GTを含む連対率100%馬
 スティルインラブ・ピースオブワールド
A4角10番手以内で桜花賞3着以内だった馬
 シーイズトウショウ・スティルインラブ
B桜花賞を外枠で好走した差し馬
 アドマイヤグルーヴ
 →データはスティルインラブ、アドマイヤグルーヴ。
 →ピースオブワールドは休養明けが難点だが…。



◆穴データ
@ダート戦勝ちのある重賞連対馬
 トーセンリリー・ピースオブワールド
A前々走、オープン以上で勝利していた桜花賞一桁着順馬
 アドマイヤグルーヴ・オースミハルカ・ヤカマツリリー
 →オースミハルカ、ヤカマツリリーらの巻き返しに注意。

◆コース距離適性
@1800b以上戦で連対率75%以上
 アドマイヤグルーヴ・ポップコーンジャズ・マイネヌーヴェル・メモリーキアヌ
A東京芝コース勝利馬
 シンコールビー・メモリーキアヌ
 →メモリーキアヌに好適性。



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先行力と瞬発力を買う 桜に続くスティル◎!

レース概況
 牝馬クラシックの第二関門。距離が一気に800bも伸びるためか、 桜花賞、オークスを連覇したのは史上9頭しかいない。過去10年で 1番人気は【3124】、 2番人気は【2125】。 上位3番人気馬のBOX組み合わせで決まったのは一度だけ。馬連平均配当は4,660円、 三桁配当は一度もない。全20頭中、桜花賞からの直行組が13頭を占める。桜花賞馬は【1242】。 ベガ、ファイトガリバー、チアズグレイスが連対を果たしている一方、 ニシノフラワー、オグリローマン、キョウエイマーチは惨敗しており、 距離適性の判断が予想の鍵を握ることになる。

今週の結論
 今年、新装なった東京コース。 2400メートル近辺の長距離戦を見ていると スローから平均ペースの決め手勝負になるケースが多く、 好位から抜け出す競馬ができる馬に有利なようだ。 仮柵が外れて内にグリーンベルトが出現した今週は、その傾向は一層強まる。 土曜日の目黒記念では最後方待機から内を突いた1番人気サンライズジェガーが 馬群に包まれ大敗した。内も外も追い込み馬には不利な状況だ。 本命は桜花賞馬スティルインラブ。 マイルがベストなのは百も承知だが、この時期の牝馬は 距離適性を能力の絶対値が凌駕する。 折り合いに不安はなく、先行馬を見ながら抜け出すタイミングを図る競馬ができるはずだ。 一週前追い切りでは一杯に追われ調子の良さも伺えた。 二冠の凄みは感じさせないが、連軸という意味では最も信頼に足る。 馬単2着づけの邪道馬券も面白い。
 対抗はデビュー時からオークスに的を絞ってきたタイムウィルテル。 前走のフローラSでは大外枠の不利を背負ってのハナ差の2着。 母フサイチカツラはダイヤモンドS4着などサドラーズウェルズ産駒らしく 長距離に適性があった馬だが、ブライアンズタイムの血が入って切れ味も加わったようだ。 桜花賞上位組は強いが、別路戦組ならこの馬が一番だ。 単穴というより三番手の意味合いでアドマイヤグルーヴ。 母子三代オークス制覇の偉業を賭けての挑戦だが、 いかんせん調教が軽いのが気にかかる。 中間、桜花賞で大きく減った馬体の回復に努めた結果がどう出るか。 前売り単勝1倍台のオッズを勘案して印を下げた。 以下、連下に去年のスマイルトゥモローの雰囲気漂うマイネヌーヴェル、 例年ねら消しのスイートピーS組だがメモリーキアヌ、 距離延長が吉と出るかヤマカツリリー、ダービー馬の仔オースミハルカ。 半年ぶりのピースオブワールドがきたら化け物と思ってあきらめよう。


確定後の結論
◎スティルインラブ 〇タイムウィルテル ▲アドマイヤグルーヴ
△マイネヌーヴェル △メモリーキアヌ △ヤマカツリリー △オースミハルカ





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