今週のデータ解析 No.324
第48回 京王杯SC
4歳上オープン(GU)(国際・指定)
5月18日 東京競馬場 芝左1400b 別定


馬 名 斤量 騎手 5前走 4前走 3前走 2前走 前 走 ランク
キスミーテンダー 57 藤田 82 82 91 89 94 Z
サニングデール 58 福永 85 87 88 88 97 C
タイキトレジャー 57 デザーモ 91 91 89 85 77 Z
チェックザラック 57 蛯名 82 81 73 89 84
テイエムサンデー 57 秋山 77 75 76 92 95 DX
テレグノシス 59 勝浦 74 83 91 80 90 Z
ネイティヴハート 57 石崎隆 89 86 87 78 93
ビリーヴ 57 安藤 98 92 海K 78 100 AX
ボールドブライアン 57 柴田善 63 84 71 87 93
マイネアイル 55 小池 66 77 75 77 93
ミッドタウン 57 横山典 71 ダ61 87 84 99 B
ミデオンビット 57 田中勝 84 80 86 88 82
ローマンエンパイア 57 武豊 68 78 87 57 78

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

<!注意点!>
 出馬表の数字はスーパーパドックEXを使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ(過去10年)
@前走、GV以下で着外だった馬
 テレグノシス・ミデオンビット
A前走、非重賞戦組は1番人気で連対していたことが必要
 ローマンエンパイア
B前走で重賞連対していた馬を除く7歳以上馬
 タイキトレジャー・テイエムサンデー
C前2走とも1200b以下で敗退していた馬(GT馬・外国馬を除く)
 サニングデール
D年明け2戦以上して未連対の馬
 テレグノシス
Eマイル戦未勝利馬(外国馬を除く)
 サニングデール・チェックザラック・テイエムサンデー・ビリーヴ・マイネアイル
F休養明け馬(GT馬を除く)
 ボールドブライアン
GGT連対経験のない牝馬
 マイネアイル
 →完全クリア馬はキスミーテンダー、ネイティヴハート、ミッドタウンの3頭。
 →ボールドブライアンの休養はわずか3ヶ月半だが…。



◆好走データ(過去10年)
@前走、芝マイル戦連対馬
 キスミーテンダー・ボールドブライアン・マイネアイル・ミッドタウン
A前走勝利か重賞3着以内の4歳馬
 サニングデール・ボールドブライアン・ミッドタウン
 →データはミッドタウン、キスミーテンダー、ボールドブライアン。


◆穴データ
@前走、斤量57`(牝馬は55`)で勝利か重賞3着以内の馬
 キスミーテンダー・サニングデール・チェックザラック・ビリーヴ
A前走、オープンか条件戦勝利馬
 チェックザラック・ミッドタウン
 →キスミーテンダー、チェックザラックらの勢いに注意。

◆コース距離適性
@東京芝コース連対率50%以上
 テレグノシス・ボールドブライアン・ミデオンビット・ローマンエンパイア
A芝1400b連対率66%以上
 タイキトレジャー・テイエムサンデー・ローマンエンパイア
 →ローマンエンパイアに好適性。



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ここがメイチ勝負! 上昇一途キスミーテンダー

レース概況
 安田記念の前哨戦、京王杯SC。平成6年に国際レースになり、 その年から3年連続で外国からの参戦馬が勝利した。 また、5年連続で外国産馬が連対をしてたこともあり注意を払いたい。 1番人気は【4213】、2番人気は【2125】、両者の組み合わせで決まったのは一度だけだが、 1〜3番人気馬がそろって連対を外したのも一度だけ。 主力は4歳世代で、関東馬が必ず連対している。

今週の結論
 どう考えれば良いのだろう、山内厩舎の騎手の配し方についてだ。 新潟大賞典にはGT馬ダンツフレームを出走させるが、 鞍上はテン乗りの本田。 一方、この京王杯SCには上がり馬キスミーテンダーが参戦してくるが、 手綱を取るのはダンツフレームの主戦、藤田だ。 キスミーテンダーは前走はデムーロだったが、その前は本田で条件戦を連勝している。 本来ならダンツフレーム=藤田で安田記念か宝塚記念へのステップに、 キスミーテンダー=本田で安田記念への権利取りとなるはずだが、 逆になったのは山内師が騎手の技量を藤田>本田と評価しているからだろう。 キスミーテンダーは京王杯SCで賞金を加算しておかなければ安田記念出走は絶望的。 だから、今回は鞍上は念を押してピンチヒッター藤田、 顔を潰さないように本田にはGT馬の騎乗を依頼した。あくまでも素人考えの邪推だが…。 とにかくキスミーテンダーには勝負気配がプンプンする。 3走前の1000万特別では1分8秒3の好タイムで快勝したが、 これは一週後に同距離同コースで行なわれた高松宮記念の3着に当たるもの。 前々走の道頓堀Sでは久々のマイル戦ながら現オープンのハレルヤサンデーを2馬身突き放し、 続くマイラーズCは重賞初挑戦の身でローエングリンにコンマ2秒差の2着に健闘した。 一線級との対決は少ないが、能力的にはGUクラスでも充分に通用する内容を示している。 マイルより1400のほうが競馬はしやすいタイプで、 他馬が安田記念に照準を合わせていることを考えると、 ここがメイチの仕上げのキスミーテンダーにこそ勝機はある。
 対抗は末の爆発力はGT級のボールドブライアン。 東京新聞杯は荒れ馬場を苦にせず逃げるローエングリンを差しきり勝ち。 流れは間違いなく速くなりそうで、広い府中替りで前走以上に状況はこの馬に有利だ。 単穴は芝は無敗の快速馬ミッドタウン。 ハイラップでぶっちぎる強い逃げ馬がひさびさに登場。 死んだ種牡馬の仔は走るというが、父は亡くなったばかりの世界的サイヤーのデインヒルだ。 この馬の産駒は府中は滅法強い。 上記3頭が抜けているとみるが、 波乱があれば連下にスプリント女王のビリーヴ、 府中を待っていたテレグノシス、1400なら食いこむ余地あるネイティヴハート、 天才が路線変更を進言したローマンエンパイアなど。


確定後の結論
◎キスミーテンダー 〇ボールドブライアン ▲ミッドタウン
△ビリーヴ △テレグノシス △ネイティヴハート △ローマンエンパイア





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