雨中の戦国皐月賞 リキサンが斬る！
レース概況
「速い馬が勝つ」と言われている牡馬クラシックの第一関門、皐月賞。
1番人気は【２２２４】で連対率は4割。
2番人気は3連対、3番人気は4連対で
上位人気馬の信頼性はいまひとつ。馬連平均配当は12270円、
平成9年には5万馬券が飛び出している。
小回り中山で多頭数というのが起因してか、人気の追いこみ馬が力を出しきれないこともある。
以前から最有力ステップだった若葉S組は阪神で施行されるようになっても注意が必要だ。
西高東低で、関東馬は穴で狙いたい。
今週の結論
今週は大混戦のＧT皐月賞。
東京スタンド建設のため、昨秋から続いた超ロングラン開催もこれで最後になる。
だが、皐月賞はあいにくの雨模様で、痛みの目立つ芝状態はさらに悪化することが避けられまい。
これまで懸命に馬場を手入れしてこられたJRA職員も恨めしく曇天を見上げているかもしれない。
もちろん、それは良馬場を望んでいた陣営も同じ。
後方から差す瞬発力タイプの馬には厳しい条件となる。
本命は京成杯、弥生賞と皐月賞を第一に意識したステップを歩んできた
テイエムリキサン。
勝ち味の遅さは認めざるを得ないが、
タイキシャトル×フラッシュオブスティールなら荒れ馬場を味方につけ、
好位から抜け出してゴールまで粘りきれる。
前走の弥生賞は早めに先頭に立ってソラを使ったということで、
池添も今回はその点は注意して騎乗するはずだ。
暮れの朝日杯で最も強い競馬をしたと評価された事実を忘れてはならない。
対抗は重馬場のラジオたんぱ杯を圧勝したザッツザプレンティ。
弥生賞は1角で前をカットされた上、落鉄のアクシデントで着外に沈んだが、
それでも勝ち馬とはコンマ3秒。スムーズに競馬ができた時のこの馬の能力は底を見せていない。
単穴に逃げ宣言のエースインザレース。
地方ダート重賞を勝っているように、パンパンの良馬場では苦しい馬。
それでも、休み明けだった前走の毎日杯では逃げてコンマ1秒差に踏みとどまっており、
船橋の名手・石崎をノーマークでハナを切らせることになればサニーブライアンの再現もあり得る。
以下、府中向きの感が否めないが武豊の選んだサイレントディール、
スプリングSでワンツーだったネオユニヴァースとサクラプレジデント、
2歳王者エイシンチャンプ、怖いブライアンズタイム産駒のラントゥザフリーズなど押さえておきたい。
確定後の結論
◎テイエムリキサン 〇ザッツザプレンティ ▲エースインザレース
△サイレントディール △ネオユニヴァース △サクラプレジデント
△エイシンチャンプ △ラントゥザフリーズ △スズノマーチ
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負師パンダの二重丸