＜！注意点！＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

尾張に乱あり　世界の速さディスタービング

今週の結論
　「芝で走る馬の初ダートというのはけっこう不安なんですが、 ダートの一流馬の初芝というのは大丈夫なケースが多いものです」 土曜に行われた毎日杯で芝に実績のなかった ユートピアを2着に持ってきた武豊の感想である。 ユートピアはイラク攻撃のためUAEダービーを断念、 毎日杯へ矛先を向けてきたわけだが、 同じように米国馬ディスタービングザピースも ドバイから日本へ路線を変更してきたクチ。 この馬にとってラッキーだったのは、日本一の名手である武豊が ドバイ遠征を取りやめたために、騎乗馬が宙に浮いていたことだ。 ディスタービングザピースは5歳のセン馬、 昨春はＧ�Uを含む6連勝を飾ったように実力的には世界のスプリントのトップレベルにある。 問題は日本の芝、コースに対応できるかどうかだが、 中京は米国の競馬場に似た小回り、左回りで直線の短いショートコースなら、 中山よりも遥かに戸惑いは少ないはず。 展開的にもアメリカ流のハナからガンガン飛ばす競馬に慣れており、 スピード負けして取り残されるような可能性も考えにくい。 僚馬エコーエディが逃げるライバルに競りかけ、 ディスタービングザピースはその直後から差しきるのが陣営の作戦だろう。 あとは冒頭の名手の言葉を信じてみたい。
　相手はもちろんショウナンカンプ。 コース替り、斤量減、枠順など死角は全く見当たらないが、 単勝1倍台の重圧だけがキライな材料。 多頭数のスプリント戦のリスクとオッズを天秤にかけて、ひとつ印を落とした。 三番手は差しの一発を期待してアグネスソニック。 NHKマイルC2着の実績馬が叩き三戦目、 ハイペースをもっとも利して鋭脚を繰り出すことができるのはこの馬だ。 以下、連下に大外枠が恨めしいサニングデール、 調子さえ戻っていればビリーヴ、噛ませ馬と侮れないエコーエディ、 南関・石崎のネイティヴハート、大崩れないリキアイタイカンまで。


確定後の結論
◎ディスタービングザピース 〇ショウナンカンプ ▲アグネスソニック
△サニングデール △ビリーヴ △エコーエディ
△ネイティヴハート △リキアイタイカン

負師パンダの二重丸

　このコースでこのメンバーなら本命はショウナンカンプで間違いないだろうと思っ ていたら、あらまあ、みんなそう思っていたのねの前日売り単勝1.5倍。馬連もショ ウナンからの一本かぶりとくれば、相手はぐっと絞ってみたい。
　対抗は昨秋のスプリントチャンピオン、ビリーヴ。前走の大敗は、休み明けに加え て香港で大幅に減った馬体重の回復に重点をおいた調教の手加減によるもの。牝馬だ けにこういったリズムの乱れが長期にわたる不振につながらないかという不安はある も、新聞各紙の調教診断を見る限り、復調気配にあることは間違いなさそう。おまけ に鞍上は追える安藤勝巳。安勝、岩田で好結果を出しているように、この馬、とにか く追える地方ジョッキー（安勝は中央ジョッキーになっちゃったけど…）とは相性抜 群。最内枠で好位から競馬を進めるのも好材料で、ショウナンとの行った行ったに期 待する。
　連下には、差し馬勢から堅実アグネスソニックと中京得意のサニングデールを。 あと、個人的にスローの差し馬？疑惑が捨てきれないが前走Ｇ３勝ちに敬意を表して テイエムサンデーも少々。それ以外では、武豊ディスタービングサービスや先行する カフェボストニアンも非常に気になるが、配当的にここまでは手が回らないので無印に。
　

◎ショウナンカンプ　○ビリーヴ
△アグネスソニック　△サニングデール　△テイエムサンデー