今週のデータ解析 No.314
第40回 弥生賞
3歳オープン（ＧU）(指定・混合)
3月9日 中山競馬場 芝右2000b　馬齢


馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
イルデパン 56 田中勝 ６７ ３７ ５９ ４８ ６６
エイシンチャンプ 56 福永 ６３ ６０ ７１ ６８ ９０ A
コスモインペリアル 56 柴田善 ５９ ３７ ７９ ５５ ６８
ザッツザプレンティ 56 武豊 ６９ ６７ ７２
スズノマーチ 56 横山典 ５１ ６８ ７４ C
センリツ 56 石神 ﾀﾞ４１ ﾀﾞ５３ ﾀﾞ５１ ６６ 地J
タイガーモーション 56 江田照 ﾀﾞ３５ ６３ ５６ ８７ ７２ Y
テイエムリキサン 56 池添 ６９ ５３ ６３ ８９ ６９ X
マイネルモルゲン 56 後藤 ６６ ６３ ７６ ８２ ７４ CZ
マジックボーイ 56 梶 ６７ ５４ ５４ ７４ ６２
リーディングエッジ 56 蛯名 ﾀﾞ５６ ﾀﾞ６３ ﾀﾞ５１ ﾀﾞ５７ ﾀﾞ６１

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜！注意点！＞
　出馬表の数字はスーパーパドックを使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ（過去10年）
 @前走、連対できなかった馬（朝日杯組を除く）
 　イルデパン・コスモインペリアル・センリツ・タイガーモーション・
　マイネルモルゲン・マジックボーイ
A前走、ダート戦出走馬（芝2000b勝ち馬を除く）
 　センリツ・リーディングエッジ
B前2走で着外のあった馬
 　イルデパン・コスモインペリアル・センリツ・マイネルモルゲン
　→クリアしたのはエイシンチャンプ、ザッツザプレンティ、スズノマーチ、
　　テイエムリキサンの4頭。また、過去10年に5番人気以下の連対はない。


◆好走データ（過去10年）
 @ラジオたんぱ杯勝ち馬は【１２２０】
 　ザッツザプレンティ
A前走、2000b戦で連対していた馬
 　ザッツザプレンティ・テイエムリキサン
Bキャリア3戦以上の連対率100％馬
 　ザッツザプレンティ
　→データはザッツザプレンティを推奨。次点にテイエムリキサン。


◆穴データ
 @逃げ馬
 　マイネルモルゲン
A前走、コンマ5秒差以上で勝利していた馬
 　ザッツザプレンティ
　→穴は逃げるマイネルモルゲンか。

◆コース距離適性
 @中山芝コース連対率50％以上
 　エイシンチャンプ・スズノマーチ・テイエムリキサン
A芝2000b連対率100％
 　エイシンチャンプ・ザッツザプレンティ・テイエムリキサン・マジックボーイ
　→エイシンチャンプ、テイエムリキサンが好適性。



真打登場！　ザッツザプレンティ！

レース概況
　数々の名馬を生み出してきたＧTの登竜門、弥生賞。 3着以内に入った馬には皐月賞への優先出走権が与えられる。 連対馬20頭中19頭は前走で連対しており、 重賞勝ちや特別戦を圧勝するなど、弥生賞に見合うだけの格が求められる。 1番人気は【４１３２】、2番人気は【３５１１】、馬連平均配当は1040円。 連対したのはすべて4番人気以内で無理な穴狙いは禁物だ。 斤量規定は今年から馬齢に変わった。

今週の結論
　安藤勝己が中央入りし、 数々の外国人ジョッキーが参戦してこようと、 調教師がもっとも信頼する騎手は武豊をおいて他にない。 ザッツザプレンティを管理する橋口師は その中でも最も武豊にこだわりをもつ調教師だ。 かつて、管理したダンスインザダークは武豊で菊花賞を制したが、 ダイタクリーヴァは武豊操るエアシャカールに皐月賞制覇を阻まれた。 クラシックへの重要な試金石となる ラジオたんぱ杯を制した段階で、橋口師はザッツザプレンティの鞍上を武豊に決めた。 クラシックを武豊主戦で戦い抜くために、 トライアルとはいえここで無様な競馬をさせるわけにはいかない。 そんな橋口師の気迫が乗りうつったかのように、 最終追い切りは坂路の併せ馬で古馬を圧倒、休み明けも上々の仕上りをみせた。 荒れ馬場も苦にしない馬で、 キャリアの浅さはマイナスにはならず、むしろ上積みがあると考えるべきだ。
　対抗は朝日杯勝ちに敬意を表して エイシンチャンプ。 福永はネオユニヴァースを捨てて、この馬をパートナーとして選んだ。 3歳時は使い詰めだったことを考えると、朝日杯以後を休養にあてたのは正解。 3歳チャンプがどこまで成長しているのか、楽しみな一戦でもある。 単穴は皐月賞狙いのローテをとるテイエムリキサン。 朝日杯は不利あって3着、前走の京成杯も外を回って2着。 勝ち味に遅いのは事実ではあるが、世代上位の力の持ち主であることは間違いない。 堅く収まるレースだけに手広く買うのは得策ではないが、 連下をあげれば逃げるマイネルモルゲン、 未知の魅力あるスズノマーチ、安定感あるタイガーモーション。

想定後の結論
◎ザッツザプレンティ 〇エイシンチャンプ ▲テイエムリキサン
△マイネルモルゲン △スズノマーチ △タイガーモーション




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