今週のデータ解析 No.312
第20回 フェブラリーS
4歳上オープン(GT)(指定・混合)
2月23日 中山競馬場 芝右1800b 定量


馬 名 斤量 騎手 5前走 4前走 3前走 2前走 前 走 ランク
アッパレアッパレ 56 後藤 97 92 89 名@ 川C
アドマイヤドン 56 藤田 芝78 芝92 芝77 盛@ 102 B
イーグルカフェ 57 デムーロ 94 89 海B 103 芝86 Y
エイキューガッツ 57 田中勝 79 80 85 89 芝76
エイシンプレストン 57 福永 芝88 芝94 芝92 芝95 海D
カネツフルーヴ 57 中館 大@ 盛B 87 大H 川@
ゴールドアリュール 56 武豊 芝79 大@ 盛@ 100 大@
スマートボーイ 57 伊藤直 75 99 79 94 98 C
ディーエスサンダー 56 勝浦 芝68 77 88 96 92 D
ノボトゥルー 57 ペリエ 盛C 盛A 宇@ 園@ 107 A
ハギノハイグレイド 57 池添 95 96 97 94 88
ビワシンセイキ 57 横山典 104 88 100 大A 89
プリエミネンス 55 柴田善 盛@ 103 盛A 100 川E Y
マイネルブライアン 57 北村 上K 104 浦D 75 90 X
リージェントブラフ 57 吉田 大C 盛C 102 大B 川A
レギュラーメンバー 57 松永 91 旭B 大@ 73 86

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

<!注意点!>
 出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出したスピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは全く異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ(過去6年)
@前走、着外だった馬
 イーグルカフェ・エイキューガッツ・プリエミネンス・レギュラーメンバー
A前走が非重賞戦だった馬
 エイキューガッツ・ディーエスサンダー
B前3走に重賞連対のない馬
 エイキューガッツ・ディーエスサンダー・ハギノハイグレイド・マイネルブライアン
C前3走とも1400b以下に出走した馬
 ノボトゥルー
Dダート未勝利馬
 エイシンプレストン
E7歳以上馬(前走ダート重賞連対馬を除く)
 エイキューガッツ・ノボトゥルー・ハギノハイグレイド
Fダート戦連対率5割未満馬(前走ダート重賞勝ち馬を除く)
 イーグルカフェ・エイシンプレストン・ノボトゥルー・
 リージェントブラフ・レギュラーメンバー

 →クリアしたのはアッパレアッパレ、アドマイヤドン、カネツフルーヴ、
  ゴールドアリュール、スマートボーイ、ビワシンセイキの6頭。



◆好走データ(過去6年)
@前走勝利の当該距離戦で勝ち鞍のある馬
 カネツフルーヴ・ゴールドアリュール・スマートボーイ・ディーエスサンダー
A1800b以上のダートJRA重賞勝利馬
 イーグルカフェ・スマートボーイ・ハギノハイグレイド・プリエミネンス
B前5走で3連対以上の地方GT馬
 アッパレアッパレ・ゴールドアリュール・ノボトゥルー
 →データはアッパレアッパレ、ゴールドアリュール、スマートボーイを推す。


◆穴データ
@前3走、当該ダートコースで重賞を勝ちのある馬
 イーグルカフェ
A前2走ともダート1800b以上を使った差し馬(前走着内)
 ディーエスサンダー・ハギノハイグレイド・リージェントブラフ
 →無欲の差し馬の一発に注意。

◆コース距離適性
@中山ダートコース連対率66%以上
 エイキューガッツ・ディーエスサンダー・マイネルブライアン
Aダート1800b連対率66%以上
 アッパレアッパレ・カネツフルーヴ・ゴールドアリュール・ディーエスサンダー
 →ディーエスサンダーは当該コース【2201】。



世界への序章 砂の王者アドマイヤドン

レース概況
 GT昇格して7度目を迎えるフェブラリーS。 今年は中山1800メートルに舞台を移して行われる。 ダート戦線を戦う馬たちにとっては上半期の最高峰レースであるが、 ここをステップもドバイWCを目指す馬も増えている。 過去6年、着外からの巻き返しはなく、 ほとんどの馬にダート1800b以上で連対実績があった。 1番人気は【1104】、2番人気は【1221】、 馬連平均配当5270円で馬連が3桁に収まったことはない。 差し、追い込み馬の活躍が目立つ。

今週の結論
 馬場をどう読むか、 去年から続いた変則開催のおかげで、 例年通りとはいかないのが難しいところ。 今週はさらに微妙な雨も重なって、展開予想を困難にしている。 ただ、同条件で行われた昨秋のJCダートと比べると、 雨で締まって脚抜きの良い速い馬場になっているという判断は間違いではない。 先週に引き続き、土曜日も逃げ馬が大活躍するレースが相次いだ。 ただ、前に行きたいのはどの騎手も同じで、 超ハイペースになる可能性があるのも事実。 ならば、中団から鋭い脚を繰り出せる馬に重い印を打ちたい。 本命はJCダート以来となるアドマイヤドン。 そのJCダートではゴールドアリュールを潰しに行って3着に敗れたが、 敗因は菊花賞から中1週でJBCクラシック、 さらに中2週でJCダート参戦と厳しいローテーションだったことにある。 JBCクラシックではJCダート4着のプリエミネンスに7馬身差をつける 大楽勝を演じており、ダートでは全く底を見せていないと言うべきだろう。 一息入れて臨む今回はハイペースで飛ばす先行勢を まとめて差しきる強い競馬を見せてくれるはずだ。
 相手は東京大賞典2着のビワシンセイキ。 前走の平安Sは折り合いを欠いたもので参考外。 スムーズな走りができれば単もある。 三番手に1番人気のゴールドアリュール。 ハイペースを凌ぎきれる力は認めるが、 全馬の目標にされるハンデは軽くない。 連下は手広くいくことを奨めるが、 乾坤一擲リージェントブラフ、ダートの女傑プリエミネンス、 このコース走るディーエスサンダー、 人気はないがアッパレアッパレ、ダートGT馬イーグルカフェなど。

確定後の結論
◎アドマイヤドン 〇ビワシンセイキ ▲ゴールドアリュール
△リージェントブラフ △プリエミネンス △ディーエスサンダー
△アッパレアッパレ △イーグルカフェ




負師パンダの二重丸

 昨年のJCダートと全く同じ条件で行われる今年のフェブラリーS。 そのJCダートで一番強い競馬をしたのはアドマイヤドンだと思う。 ゴールドアリュールただ一頭に相手を絞って、 早めに捕まえに行って見事に競り落とした。 早めに動きすぎたために最後は差されはしたが、 それでも3着に踏ん張った競馬は見事の一言。 このメンバーなら、一番強いのは多分この馬だろう。 しかし、このアドマイヤドンの調教がどうも気に入らない。 しまいバタバタの1週前追いきりはご愛嬌としても、 今週の追いきりも最後の直線で首を上げるような仕草。 陣営は疲れも抜けて好調子と語っているが、 実はまだ完調ではないのではないか?という疑問はぬぐえない。 大目標が先ということもあり、今回だけは対抗に評価を落とす。
 そこで本命は夢をもう一度イーグルカフェ。 JCダートはデットーリマジックで勝ったようなものであり、 魔法使いのいない今回、厳しい戦いが予想されるのは十分承知している。 しかし、アドマイヤとは逆に今週の追いきりはまさに抜群であり、 調子だけならNO1と言える状態。 とすれば、JCダートの他、武蔵野Sでクロフネの2着したこともある ダート適性の高さ、ドバイを回避してここ一本にかける陣営の意 気込みに賭けてみる手はあるはず。
 単穴にはノボトゥルー。 距離が嫌われて人気を落としているが、よく考えてみると この馬、一昨年のこのレースの勝ち馬であり、 2100MのJCダート(上位二頭はあのクロフネとウイングアロー) でも4着に踏みとどまっている。 府中の1600を持つのであれば中山の1800は乗り方次第で十分克服可能であるし、 鞍上はこの時と同じく頼れるペリエ。まとめて負かしても驚かない。 以下、以前ほど展開に左右されなくなったリージェントブラフ、 この条件走るマイネルブライアン、 初芝も外枠引いてスムーズな競馬が出来そうなエイシンプレストン、 古豪プリエミネンス、今が伸び盛りディーエスサンダーまで。

◎イーグルカフェ ○アドマイヤドン ▲ノボトゥルー 
△リージェントブラフ △マイネルブライアン △エイシンプレストン
△プリエミネンス △ディーエスサンダー


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