名手が育てる好素質馬 カメリアローズ
レース概況
暮れの中山で行われる2歳牝馬によるスプリント戦。
平成3年から1600bから1200bへ短縮され、
去年から日程も一週繰り上げられた。
1番人気は【４２０４】、2番人気は【２２１５】、
馬連平均配当は1840円と比較的平穏に収まっている。
2〜3勝馬と関西馬のの成績が良い。
かつては阪神JF組が強かったが、
中1週の日程となってから連対馬はなく取捨が難しい。
今週の結論
スプリント戦というとハイペースになって
鮮やかな差し、追い込みが決まる印象があるが、
少なくとも外回り中山1200には当てはまらない。
スタートしてダラダラと続く下り坂を利用した先行馬が、
ゴール前の急坂も脚を止めることなく登りきってしまうことが多いからだ。
先行力と速い時計に対応できる馬を狙うなら
カメリアローズに食指が動く。
カンナSではデイリー杯勝ちのシルクブラボーとコンマ5秒差で
その実力は証明済み。サフラン賞は出遅れて3着、
赤松賞は内々に閉じ込められる苦しい競馬で2着と勝利からは
見放されたが、赤松賞で接戦したユキノスイトピーが
不利のあった阪神JFでコンマ5秒差だから、カメリアローズの能力は
重賞でも充分通じようというもの。
鞍上はデビュー以来、名手・岡部が取り続けてきたのも、
期待の高さの表れとみるべきだろう。
中間は山元トレセンでリフレッシュ放牧。
厩舎は調子の良さから敢えて出走させてきたこともあり、連軸として信頼したい。
相手はサフラン賞でそのカメリアローズに先着した
リリーキャスケード。
阪神JF8着は不向きな距離で良く踏みとどまったというべきか。
中山1200は2戦2連対、軽視はできない。
単穴はオカノハーモニーだ。
直線一気で差しきった福島2歳Sは出色。
小柄だが勝負根性の優れた馬で、
位置どり次第では単もある。
以下、短距離なら崩れないソルティビッド、
テキは泣いているがタガノラフレシア、未知の魅力でタカオルビー、
予定の連闘ロミオダンスなど。
確定後の結論
◎カメリアローズ 〇リリーキャスケード ▲オカノハーモニー
△ソルティビッド △タガノラフレシア △タカオルビー △ロミオダンス
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