＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

スタミナ、切れ味兼備！　大輪咲かす河内シェイク

今週の結論
　ダービー馬もダービー2着馬、3着馬もいない菊花賞。 リタイヤしたタニノギムレット、マチカネアカツキはともかく、 神戸新聞杯を快勝しながら天皇賞秋を選択した シンボリクリスエスの判断は菊ファンにはいただけない。 トライアルだけの良いとこ取りではクラシックに対して失礼だろう。 混戦の乱菊で押し出された人気を背負うのが皐月賞馬、ノーリーズン。 この状況、どこかで覚えはないだろうか。 昭和63年、ダービー上位のサクラチヨノオー、メジロアルダン、 コクサイトリプルが不在、距離不向きの皐月賞馬ヤエノムテキ が1番人気に支持された菊だ。 若いファンはご存知ないかもしれないが、その時の勝ち馬は 抽選をくぐり抜けたスーパークリーク、2着も同様のガクエンツービートだった。 歴史は繰り返す。スローの流れとはいえ、 3000メートルを乗りきるスタミナ、 そして上がり34秒台の末脚を好位から爆発させることのできる馬。 それが8分の3の切符を手に入れたダンツシェイクだ。 春はソエに悩まされ重賞では力を出しきれなかったが、 一息入れた夏から本格化。 函館2600メートルの1000万特別で古馬勢を捻じ伏せた。 その後の準オープン2戦は勝ちきることができなかったものの、 上がりは34秒2、33秒7と限界値を叩き出している。 父はジャパンカップ、ドバイWCを勝ったシングスピール、 BMSは勝負根性に秀でたバイアモンの配合。 これまでのレース振りからは距離伸びて真価を発揮できるタイプで、 前2走の敗因は距離不足にあるともとれる。 鞍上は来春、調教師転身が決まっている名手"河内のオッサン"。 武豊を育てたベテランが騎手の技量が問われる菊の舞台で 最後の大輪を咲かせてくれる。
　対抗は未知の可能性を秘めたアドマイヤマックス。 直線一気でマチカネアカツキ以下を2馬身半突き放した 東スポ2歳Sは一線級の能力を示す。 9ヶ月の骨折休養明けで2着したセントライト記念は評価に値する。 ただ、SS×NTの大物配合でＧ�T馬が出ていないのは気がかり。 単穴はやはり皐月賞馬ノーリーズンか。 父はブライアンズタイムだが、母系はミスタープロスペクターで、 マイルから2000メートルがベストの馬。 しかし、それを承知で菊に臨む武豊の腕が怖い。 連下は幅広くても良いだろう。 ニホンンピロウイナー産駒でもマイラーではないメガスターダム、 逃げてローエングリン、2歳チャンプのアドマイヤドン、 末脚強烈なヤマノブリザード、追加登録料200万を払ったヒシミラクルなど、 少しでも気になる馬には網をかけておいたほうが良い。


確定後の結論
◎ダンツシェイク 〇アドマイヤマックス ▲ノーリーズン
△メガスターダム △ローエングリン △アドマイヤドン
△ヤマノブリザード △ヒシミラクル