今週のデータ解析
第7回 秋華賞
3歳オープン（ＧT）(指定・混合・牝)
10月13日 京都競馬場 芝右2000b　牝55kg


馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
オースミコスモ 55 常石 ７３ ６６ ７０ ５４ ６９
オースミバーディー 55 坂井 ４７ ６７ ８０ ５９ ６８
カネトシディザイア 55 河内 ７０ ７４ ６４ ５９ ６８
コスモプロフィール 55 佐藤哲 ６４ ５１ ５６ ７０ ７０
サクラヴィクトリア 55 蛯名 ７５ ６９ 地@ ９０ ７６ CX
シアリアスバイオ 55 安藤勝 ﾀﾞ４４ ﾀﾞ３４ ６６ ６５ ６８
シャイニンルビー 55 岡部 ６８ ８１ ７６ ６３ ６８ Z
シュテルンプレスト 55 飯田 ﾀﾞ７１ ﾀﾞ６５ ﾀﾞ６３ ﾀﾞ７４ ７０
タムロチェリー 55 和田 ７３ ６１ ６５ ５６ ６９
チャペルコンサート 55 熊沢 ７０ ７４ ７２ ７１ ６６
トシザダンサー 55 福永 ﾀﾞ４７ ﾀﾞ４５ ７０ ７２ ７４ D
ニシノハナグルマ 55 村田 ６６ ６６ ８０ ６４ ７２
ファインモーション 55 武豊 ５８ ７７ ８０ ８０ A
ブルーリッジリバー 55 武幸 ７１ ７６ ６２ ８７ ７２ Y
ヘルスウォール 55 秋山 地H ７４ ７４ ４２ ６６
マイネミモーゼ 55 柴田善 ６１ ５９ ７４ ６５ ７０
メジロベネット 55 幸 ５５ ４７ ７６ ７０ ７９ B
ユウキャラット 55 四位 ７０ ７７ ７７ ６６ ７０

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。


◆消去データ（過去6年）
 @前走ＧT以外で二桁着順だった馬（ＧT馬を除く）
 　ツルマルグラマー・マイネミモーゼ・ユウキャラット
A前走、トライアルで着外だった馬（ＧT馬を除く）
 　カネトシディザイア・シュテルンプレスト・ツルマルグラマー・ブルーリッジリバー
　・マイネミモーゼ・ユウキャラット
B前走、条件戦で敗れていた馬
 　メジロベネット
C重賞未経験の前走敗退馬
 　シアリアスバイオ
D前走、二桁人気馬
 　オースミバーディー・カネトシディザイア・シアリアスバイオ・シュテルンプレスト
　・タムロチェリー・チャペルコンサート・ツルマルグラマー
E前走、500万下出走馬
 　コスモプロフィール
F前走、馬体重10`以上増で未連対だった馬
 　カネトシディザイア・シリアスバイオ・シャイニンルビー・タムロチェリー・ツルマルグラマー
　・トシザダンサー・ヘルスウォール・マイネミモーゼ・ユウキャラット
G前走勝利を除く8月以降に3戦以上した馬
 　メジロベネット
H重賞勝ち馬を除く休養明け馬
 　オースミバーディー・チャペルコンサート
　→クリアしたのはオースミコスモ、サクラヴィクトリア、ニシノハナグルマ
　　、ファインモーション、ブルーリッジリバーの5頭。


◆好走データ（過去6年）
 @9月以降、前走2000b以上で勝利していた馬
 　ファインモーション
AＧU以上勝ち馬
 　ニシノハナグルマ・ファインモーション
BローズSで3着以内だった馬
 　ファインモーション・サクラヴィクトリア・トシザダンサー
　→ファインモーションが断然。次点にサクラヴィクトリア。


◆穴データ
 @前走勝利か、重賞3着以内のある追いこみ馬
 　サクラヴィクトリア・タムロチェリー・トシザダンサー
A前走着内のダート戦勝利馬
 　サクラヴィクトリア・ヘルスウォール
　→サクラヴィクトリア、トシザダンサー、ヘルスウォール。

◆コース距離適性
 @京都芝コース連対率100％
 　オースミコスモ・シアリアスバイオ・チャペルコンサート・トシザダンサー・ブルーリッジリバー
A芝2000b連対率66％以上
 　コスモプロフィール・ファインモーション・ユウキャラット
　→チャペルコンサートは京都4連対。ファインモーションは2000b3勝。



名牝への序章 　無敗の魅惑ファインモーション

レース概況
　創設7年目になる3歳牝馬による秋のＧT、秋華賞。 過去6回で4回が万馬券決着となった荒れるレース。 本来、京都内回りコースは先行有利だが、 逆にコースを意識してハイペースになることもあり、 予想し難い展開が波乱の要因にもなっている。 1番人気は【２０１３】、2番人気は【１２１２】、 馬連平均配当は25,270円。馬の能力調子、展開を分析するのは当然だが、 荒れてしまえば理由など問答不要なのが秋華賞だろう。

今週の結論
　あまりに絶対的な人気を集める馬は、 予想という行為を丁半博打かコイントスのように 複雑な思考を不要にしてしまうものであることに気付かされる。 前売りオッズ、単勝1.0倍を示しているのが 4戦無敗のファインモーションだ。 数々の名牝を育てた伊藤雄二調教師がエアグルーヴより上と言い切る素質の高さ。 確かにそれを裏付けるように、 試金石となった初重賞のローズSでも追ったところなく楽勝。 並の馬ではないところを証明した。 まともに走れば勝つことは分かっている。 しかし、何があるか分からないのが競馬、 オッズを考慮すれば目を瞑ってファインモーションを消すことも選択肢のひとつだろう。 だが、真摯に予想を行うのが馬耳東風のスタンス。 歴史的な名牝の第一歩になることを信じて、 敬意をもってファインモーションに◎を打つ。
　問題は相手選び。 ファインモーションが圧勝するとなると、 2着以下は幾らでも順番が入れ替わるものだ。 ファインモーションのプレッシャーに潰される先行馬より、 差し、追い込み馬のほうが有利ではないか。 対抗はブルーリッジリバー。 もともと桜花賞2着の実力馬だが、 2度叩かれて調子は急上昇中。 兄貴の強さを知っている武幸はきっちり2着拾いに行くはずだ。 単穴にアンカツ様の乗るシアリアスバイオ。 晩成型のタマモクロスの血が開花したのか、 紫苑Sでは出遅れながら32秒9の差し脚を繰り出して2着確保。 もしかしたら馬自身が大化けしている可能性もある。 以下、連下も難しいが、 オークス以来もチャペルコンサート、 実力はナンバー2のサクラヴィクトリア、 穴馬を送り出すローズS3着のトシザダンサー、 春の雪辱を晴らしたいシャイニンルビーなど。


確定後の結論
◎ファインモーション 〇ブルーリッジリバー ▲シアリアスバイオ
△チャペルコンサート △サクラヴィクトリア △トシザダンサー △シャイニンルビー




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