今週のデータ解析
第63回 オークス
3歳オープン（ＧT）(指定・定量・牝馬)
5月19日 東京競馬場 芝左2400b　牝55kg


馬　名 斤量 騎手 前 走
ブリガドーン 55 木幡 フローラS／３着
タムロチェリー 55 蛯名 桜花賞／12着
チャペルコンサート 55 熊沢 桜花賞／７着
サクセスビューティー 55 藤田 桜花賞／16着
ブルーリッジリバー 55 四位 桜花賞／２着
ユウキャラット 55 池添 忘れな草賞／１着
マイネミモーゼ 55 後藤 フローラS／２着
キョウワノコイビト 55 松永 スイートピーS／３着
ツルマルグラマー 55 田中勝 桜花賞／８着
スマイルトゥモロー 55 吉田 桜花賞／６着
オースミコスモ 55 常石 スイートピーS／１着
カネトシディザイア 55 河内 スイートピーS／６着
ウィルビーゼア 55 横山典 スイートピーS／２着
シャイニンルビー 55 岡部 桜花賞／３着
ビューティマリオン 55 橋本広 500万（ﾀﾞ千八）／１着
ヘルスウォール 55 勝浦 桜花賞／５着
マイネヴィータ 55 柴田善 フローラS／６着
ニシノハナグルマ 55 江田照 フローラS／１着

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

◆消去データ（過去10年）
 @重賞未経験馬
 　ビューティーマリオン・ユウキャラット
Aキャリア10戦以上の重賞未連対馬
 　カネトシディザイア・ユウキャラット
B忘れな草賞組と桜花賞3着以内を除く重賞未連対馬
 　ウィルビーゼア・カネトシディザイア・チャペルコンサート・ビューティーマリオン
　・ブリガドーン・ユウキャラット
C連対最長距離が1400b以下だった馬
 　カネトシディザイア・キョウワノコイビト・サクセスビューティー・ツルマルグラマー
C前3走とも4着以下だった馬
 　カネトシディザイア・ツルマルグラマー
D桜花賞8着以下に敗退した直行馬
 　サクセスビューティー・タムロチェリー
EスイートピーS出走馬
 　ウィルビーゼア・オースミコスモ・カネトシディザイア・キョウワノコイビト
F桜花賞組を除き前走4着以下だった馬
 　カネトシディザイア・ツルマルグラマー・マイネヴィータ
　→クリアしたのはシャイニンルビー、スマイルトゥモロー、ニシノハナグルマ
　　、ブルーリッジリバー、ヘルスウォール、マイネミモーゼの6頭。


◆好走データ（過去10年）
 @桜花賞2、3着から直行した馬
　ブルーリッジリバー・シャイニンルビー
Aマイル重賞勝ち馬
 　シャイニンルビー・ヘルスウォール
B桜花賞を外枠で好走した差し馬
 　ブルーリッジリバー
　→データはシャイニンルビー、ブルーリッジリバー、ヘルスウォール。


◆穴データ
 @ダート戦勝ちのある重賞連対馬
 　ニシノハナグルマ・ヘルスウォール
A前々走、オープン以上で勝利していた桜花賞一桁着順馬
 　シャイニンルビー・スマイルトゥモロー・ヘルスウォール
　→ヘルスウォールは惑星馬。好走、穴データも消去データに一致。

◆コース距離適性
 @1800b以上戦で連対率75％以上
 　オースミコスモ・スマイルトゥモロー・マイネヴィータ・ユウキャラット
A東京芝コース勝利馬
 　オースミコスモ・サクセスビューティー・シャイニンルビー・ニシノハナグルマ
　→過去の傾向からコース、距離経験は不問か。



桜の仇は樫で打て　混戦で輝くルビー

レース概況
　牝馬クラシックの第二関門。距離が一気に800bも伸びるためか、 桜花賞、オークスを連覇したのは史上9頭しかいない。 過去10年で 1番人気は【３１２４】、 2番人気は【２１２５】。 過去8年、1〜3番人気と4番人気以下の組み合わせで決着している。 つまり上位3番人気馬のBOX馬券は非常にリスクが高いということだ。 馬連平均配当は4,340円、 三桁配当は一度もない。全20頭中、 桜花賞からの直行組が13頭を占める。 桜花賞馬は【１２４３】。 シスタートウショウ、ベガ、 ファイトガリバー、チアズグレイスが連対を果たしている一方、 ニシノフラワー、オグリローマン、キョウエイマーチは惨敗しており、 距離適性の判断が予想の鍵を握ることになる。

今週の結論
　本命不在で波乱続きの今年の牝馬戦線。 重賞2勝馬は不振続きのタムロチェリーだけで、 対戦ごとに勝ち馬が入れ替わる難解なレースが続く。 13番人気で桜花賞を制したアローキャリーもオークスは回避。 信頼すべき馬がいないという不安感が、割れたオッズに如実に現われている。 理屈をこねればどの馬にも本命を打てるが、 そんな時こそ素直な目でレースを予想してみたい。 マイナス22キロというハンデを物ともせずに、桜で3着を確保した シャイニンルビーに再び◎をつける。 クイーンCで見せた馬群をこじ開ける末脚と、 牝馬らしからぬ勝負根性を忘れるわけにはいかない。 折り合いを欠くタイプでもなく、ベストとではないが2400もこなせるはず。 中間、決して無意味な馬体回復だけに専念しなかった 藤沢陣営の方針も信頼したい。 馬券が分散しただけ、1番人気でもお買い得度が上がろうというもの。
　相手は桜花賞2着のブルーリッジリバー。 血統的にはマイルがぎりぎりといった感じだが、 後方で脚を貯めて直線勝負にかければ面白い存在だ。 単穴はフローラS2着のマイネミモーゼか。 前走は実質的には勝っていた競馬。 クラシックに強いブライアンズタイム産駒で、 距離延長は望むところ。 以下、データが推すヘルスウォール、 穴気配漂うスマイルトゥモロー、 時計がかかればニシノハナグルマ、巻き返し図るチャペルコンサート。

確定後の結論
◎シャイニンルビー 〇ブルーリッジリバー ▲マイネミモーゼ
△ヘルスウォール △スマイルトゥモロー △ニシノハナグルマ　△チャペルコンサート




[ TOP PAGE | 過去の予想結果 | あなたの予想をBBSに! ]