今週のデータ解析
第7回 ＮＨＫマイルC
3歳オープン（ＧT）(指定・混合・定量)
5月4日 東京競馬場 芝左1600b　牡57kg・牝55kg


馬　名 斤量 騎手 前 走
テレグノシス 57 勝浦 スプリングS／２着
ゲイリーファントム 57 池添 マーガレットS／１着
スペシャルストック 57 吉田 ５００万（ﾀﾞ千四）／１着
キネティクス 57 小林淳 ＮＺＴ／10着
アグネスソニック 57 横山典 スプリングS／３着
キーンランドスワン 57 藤田 橘S／２着
シベリアンメドウ 57 後藤 ＮＺＴ／７着
マヤノサリーダ 57 武士沢 ５００万（ﾀﾞ千四）／１着
タニノギムレット 57 武豊 皐月賞／３着
エンドレスデザート 57 郷原 マーガレットS／取消
カノヤバトルクロス 57 小野 橘S／４着
サードニックス 57 石崎隆 ベンジャミンS／１着
オースミエルスト 57 秋山 ＮＺＴ／５着
スターエルドラード 57 和田 ＮＺＴ／８着
メジャーカフェ 57 岡部 ＮＺＴ／３着
タイキリオン 57 柴田善 ＮＺＴ／１着
カフェボストニアン 57 蛯名 クリスタルC／３着
メジロマイヤー 57 田中勝 皐月賞／18着

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜注意点＞
　今週は制作者出張中のため、スピード指数の掲載はお休みさせていただきます。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

◆消去データ（過去6年）
 @マイル以上戦、未勝利か重賞連対のない馬
 　エンドレスデザート・オースミエルスト・カノヤバトルクロス・キネティクス
　・キーンランドスワン・ゲイリーファントム・シベリアンメドウ・スターエルドラード
　・スペシャルストック・マヤノサリーダ・メジャーカフェ
A前走条件戦だった馬（無敗馬を除く）
 　スペシャルストック・マヤノサリーダ
B前3走とも1400b以下戦に出走していた馬
 　カノヤバトルクロス・キーンランドスワン・マヤノサリーダ
C前2走とも1800b以上戦に出走していた馬
 　アグネスソニック・サードニックス・タニノギムレット・メジロマイヤー
D重賞入着のない馬（未経験を除く）、
 　エンドレスデザート・キネティクス・キーンランドスワン
E1勝馬
 　オースミエルスト・スターエルドラード
F4月以降2戦以上した馬
 　マヤノサリーダ
G中央場所で勝ち鞍がない馬
 　オースミエルスト・スターエルドラード
　→完全クリア馬はカフェボストニアン、タイキリオン、テレグノシスの3頭。
　　アグネスソニック、タニノギムレット、メジャーカフェらは減点1項目。


◆好走データ（過去6年）
 @3歳重賞を含む重賞2勝馬
 　タニノギムレット
Aマイル以上オープン戦の連対馬
 　アグネスソニック・オースミエルスト・サードニックス・タイキリオン
　・タニノギムレット・テレグノシス・メジロマイヤー
B1800b以上重賞連対馬
 　アグネスソニック・タニノギムレット・テレグノシス・メジロマイヤー
　→データはタイキリオン、テレグノシス、タニノギムレット、アグネスソニック。


◆穴データ
 @前2走ともマイル戦に出走していた馬
 　キネティクス・シベリアンメドウ
A前々走、重賞で好走していたNZT組
 　オースミエルスト・キネティクス・スターエルドラード
　→キネティクス、オースミエルスト、スターエルドラード。

◆コース距離適性
 @東京芝コース連対率100％
 　アグネスソニック・カフェボストニアン・サードニックス・シベリアンメドウ・テレグノシス
A芝マイル戦連対率66％以上
 　タニノギムレット・テレグノシス・メジロマイヤー
　→テレグノシス、タニノギムレット、メジロマイヤー、サードニックス。



世代最強馬！　マイルも強いギムレット

レース概況
　今年で7回目を迎える3歳馬によるマイルＧT。 これまで外国産馬が連対を独占している。 連対馬10頭中9頭が重賞連対かマイルのオープン戦勝ちがあった。 ステップのNZTは一昨年から中山1600メートルに変更されたが、 5年連続で連対馬を出しているようにトライアルとしての重要性は変わらない。 1番人気は【３０１２】、2番人気は【１３０２】、馬連平均配当は2,580円。 去年は逃げ馬が連対したものの、 例年、差し、追いこみ馬の活躍が目立つ。 外国産馬は2着以内に入ればダービー出走権が得られる。

今週の結論
　なぜ強い馬にこんなローテーションを組ませるのか。 時として競馬を見ていると、そんな疑問を抱かせられることがある。 オグリキャップのJC連闘、ナリタブライアンの高松宮杯など、その際たるものだ。 彼らのケースと比較すべきでないのかもしれないが、 3歳最強タニノギムレットの参戦は惜しい気がする。 去年12月の未勝利戦からクラシックを狙うには節操のないステップを踏んできた。 シンザン記念、アーリントンC、スプリングSと3連勝、 断然人気の皐月賞では極端な競馬で3着。まともな乗り方なら1冠は堅かっただろう。 クラシック路線より一枚も二枚も落ちる今回のメンバーなら、 もはやＧT制覇は掌中にあると言って良い。 競馬のしやすい府中コース、マイルは3戦3勝、 鞍上は武豊に乗り替わり。ダービー無印と引き換えに◎を進呈する。
　相手は底を見せていないタイキリオン。 前走のNZTは1分32秒1という驚異的な時計で逃げるサーガノヴェルを差し切り勝ち。 兄に第1回NHKマイルCを勝ったタイキフォーチュンを持つ血統的背景も魅力。 可能性と配当妙味を考えれば、単勝を買う価値も充分にある。 三番手に怖い小島太厩舎のメジャーカフェを推す。 前走のNZTでは初距離を克服、ハイペースを追走して3着。 名手岡部とこのレースに滅法強いミスプロ系を買いたい。 次点にスプリングSは◎とクビ差のテレグノシス。 一頓挫あった分、評価を下げたが上記4頭の組みわせを馬券は推奨する。 以下、 前走度外視したいカフェボストニアン、 叩いて変わるシベリアンメドウ、安定味だけはあるアグネスソニック。


確定後の結論
◎タニノギムレット 〇タイキリオン ▲メジャーカフェ
△テレグノシス △カフェボストニアン △シベリアンメドウ △アグネスソニック




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