今週のデータ解析
第62回 桜花賞
3歳オープン（ＧT）(定量・牝馬・指定)
4月7日 阪神競馬場 芝右1600b　牝55kg


馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
アイノブリーズ 55 岩田康 ﾀﾞ５２ ﾀﾞ５９ ﾀﾞ５３ ﾀﾞ５０ ﾀﾞ６１
アローキャリー 55 池添 ７９ ７２ ７９ ７４ ５７ Z
オースミコスモ 55 後藤 ５９ ７５ ７２ ７３ D
オースミバーディー 55 坂井 ４７ ６７ ８０ ５９ Y
カネトシディザイア 55 河内 ﾀﾞ３１ ７１ ７０ ７４ ７０
キョウワノコイビト 55 松永 ６２ ７３ ７１ ７３ D
サクセスビューティー 55 藤田 ６５ ６３ ７３ ６８ ７６ B
サンターナズソング 55 柴田善 ６４ ６９ ６５ ７１ ６８
シェーンクラフト 55 福永 ４６ ５８ ６６ ７２ ６６
シャイニンルビー 55 岡部 ５７ ６８ ８１ A
スマイルトゥモロー 55 吉田 ５２ ６７ ６９ ７３ ６８
タムロチェリー 55 蛯名 ５７ ６１ ６９ ７３ ６８
チャペルコンサート 55 熊沢 ５８ ６３ ７０ ７４ ７２
ツルマルグラマー 55 川原 ３９ ７８ ６５ ６１
ブルーリッジリバー 55 四位 ４９ ６５ ８５ ７１ ７１ X
ヘルスウォール 55 デムーロ ６０ ７６ ６８ 地H ７４ C
マチカネテマリウタ 55 幸 ５５ ﾀﾞ５８ ﾀﾞ５８ ﾀﾞ６２ ６５
ミスイロンデル 55 小牧太 ﾀﾞ４７ 地@ ６５ ６６ ５３

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

◆消去データ（過去10年）
 @前2走とも未連対だった馬
 　シェーンクラフト・ツルマルグラマー・ブルーリッジリバー・ミスイロンデル
A前走、良馬場で着外だった馬
 　アローキャリー・オースミバーディー・カネトシディザイア・シェーンクラフト
　・タムロチェリー・マチカネテマリウタ・ミスイロンデル
Bキャリア8戦以上の馬（地方出身馬を除く）
 　アイノブリーズ・カネトシディザイア・サンターナズソング
　・ヘルスウォール・マチカネテマリウタ・ミスイロンデル
Cキャリア4戦以上の1勝馬
 　オースミバーディー・キョウワノコイビト・ツルマルグラマー
D前走、1800b以上戦に出走した馬
 　スマイルトゥモロー
E前2走とも1400b以下戦に出走した馬（重賞勝ち馬を除く）
 　アイノブリーズ・カネトシディザイア・マチカネテマリウタ
F過去10年で2番人気はわずか2連対
 　オースミコスモ？
　→クリアしたのはオースミコスモ、サクセスビューティー、シャイニンルビー、
　　チャペルコンサートの4頭。


◆好走データ（過去10年）
 @阪神に出走経験のある芝マイル戦勝利馬
 　オースミコスモ・タムロチェリー・チャペルコンサート・ヘルスウォール
A連対馬の9割が満たしていた条件… デビュー2戦目以内V、着外敗退は2回以内
　、前走は4着以内、マイル経験、桜花賞コース経験、連対率50％以上
 　オースミコスモ・キョウワノコイビト・サクセスビューティー・チャペルコンサート
　→データはオースミコスモ、チャペルコンサート、サクセスビューティー。


◆穴データ
 @ダート戦勝利経験馬
 　アイノブリーズ・マチカネテマリウタ・ミスイロンデル
A着外のないキャリア4戦以内馬
 　オースミコスモ・キョウワノコイビト・シャイニンルビー
　→1勝馬でもキョウワノコイビトは魅力。

◆コース距離適性
 @阪神コース連対率66％以上
 　アローキャリー・キョウワノコイビト
A芝1600b戦連対率66％以上
 　アローキャリー・オースミコスモ・シャイニンルビー・スマイルトゥモロー
　→アローキャリー、オースミコスモ、シャイニンルビー。



名手が導く東の宝石　桜女王に輝けルビー

レース概況
　牝馬三冠の第一弾、桜花賞。三冠を達成したのはこれまでに メジロラモーヌただ一頭。オークスが経験や実績を要求されるのに対し、 キャリアの浅い天才少女が素質だけで勝ててしまうのがこのレース。 「魔の桜花賞ペース」という言葉に象徴されるように、 春の3歳牝馬にとって過酷なラップが刻まれることも少なくない。 過去10年の1番人気馬の成績は【４０１５】。 平均配当は単勝950円、馬連5380円で1番人気の組み合わせで決まったのは一度だけ。 波乱の目を十分に考えておきたい。

今週の結論
　前哨戦の勝ち馬が目まぐるしく変わり、 本命不在、大混戦の今年の桜花賞。どの馬からでも狙えるが、 どれも乾坤一擲、高配当を目論むには中途半端な馬ばかりと言ったらレディーに失礼か。 下手な色眼鏡を捨ててじっくりと予想を組み立ててみれば人気でもシャイニンルビー に食指が動く。3戦2勝と浅いキャリアだが、クイーンCで見せた 馬群をこじ開ける末脚と勝負根性は大きな魅力。 先行馬が仮柵のとれた内ラチ沿い のグリーンベルトに殺到してハイペースになるのは必至。 3番枠シャイニンルビーは中団、馬場の良いところでじっくり脚を貯め、 失速する先行馬を直線で捉えることができるはず。 もちろん、前が開かないケースもあろうが、百戦錬磨の岡部の腕を信用すべき。 データ的には阪神コースに経験がないのは減点材料ではあるが、 父サンデーサイレンス、叔父にフジキセキを持つ血の底力で克服してほしい。 岡部の八大競走制覇のチャンスもこれが最後かもしれない。 藤沢師ともどもスティンガーの無念を晴らす格好の舞台、 15年ぶり関東馬の桜制覇を期待する。
　相手はチューリップ賞2着、阪神JF3着のオースミコスモ。 堅実さと甘さは紙一重、軽目の追いきりをどうみるかで評価は変わってこよう。 ただし、デビュー以来、すべてマイル戦を使ってきた陣営の執念は要警戒。 単穴にチャペルコンサート。 小柄な馬ながら確実に力をつけてきた。 地味ながらデータが強く推す馬で、 ハイペースで無欲の追いこみが決まるならこの馬か。 馬券は上位3頭のBOXが本線。 以下、連下にフィリーズレビューで鮮やかな脚を見せたブルーリッジリバー、 ハナに行かせればしぶといサクセスビューティー、スタミナ勝負ならスマイルトゥモロー、 クイーンCで◎とコンマ1秒差のオースミバーディー。

確定後の結論
◎シャイニンルビー 〇オースミコスモ ▲チャペルコンサート
△ブルーリッジリバー △サクセスビューティー △スマイルトゥモロー △オースミバーディー



負師パンダの二重丸

　まさに大混戦の桜花賞。それも、例年よりもやや落ちるレベルでの大混戦だから始 末に悪い。一番人気はシャイニンルビー。確かに能力的には頭一つ抜けている感もあ るが、「混戦時の藤沢厩舎は買わず」が個人的考え。マチカネキンノホシ、スティン ガーを挙げるまでも無く、精神的に弱く、どうにもあてに出来ない馬が多い気がする のだ。今回は他にも初コース、初輸送、初の重馬場と未知の要素が多く、単穴評価に とどめたい。
　本命はツルマルグラマー。サクセスビューティーとアローキャリーが同厩であるこ とから、サクセスの逃げで折り合うともいわれているが、ペリエでも掛りまくったア ローが池添で折り合えるとはどうしても思えない。ヘルスウォールも加えた外枠3頭 が先行争いを繰り広げると見て、差し馬を本命に取る。ツルマルはここ二走の大敗で 評価を落としているが、これは休み明けのファンタジーステークスで激走したことに よる反動のため。間隔をあけて立て直した所に、鞍上は地方の名手川原を確保。陣営 のやる気は衰えていない。元はといえば阪神JF3番人気の実力馬。人気薄で思い切っ た競馬が出来るだけに、名手川原があっといわせることを期待する。
　対抗にはオースミコスモ。戦績は堅実そのもの。それだけにもう1つパンチに欠け る気もするのだが、今回のメンバーならそれでも勝てる気がするのもまた事実。叩い た上積みに加え、鞍上強化に期待したい。 　以下、ツルマルからならどれでも万馬券なので、タムロチェリー、オースミバー ディー、チャペルコンサート、ヘルスウォール、サクセスビューティー、アローキャ リーなど、連下は手広く考えたい。
　
◎ツルマルグラマー　○オースミコスモ　▲シャイニンルビー　
△タムロチェリー　△オースミバーディー　△チャペルコンサート　△ヘルスウォール
△サクセスビューティー　△アローキャリー　


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