今週のデータ解析
第53回 阪神ジュベナイルF
2歳オープン（ＧT）(定量・指定・混合・牝馬)
12月2日 阪神競馬場 芝右1600b　牝54kg


馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
シーバスビコー 54 エスピノ ﾀﾞ２７ ﾀﾞ６３ ﾀﾞ５７
アローキャリー 54 ファロン 地B 地B ７７ 地L ８０ BY
オースミコスモ 54 常石 ６４ ７４
チャペルコンサート 54 熊沢 ６３ ６２ ７７ D
ミニーチャン 54 松永幹 ３８ ５７ ﾀﾞ４１ ﾀﾞ５０ ６６
ワイドパッション 54 渡辺 ２１ ﾀﾞ５１
ヘルスウォール 54 デムーロ ３５ ﾀﾞ６１ ６３ ５８ ７７
タムロチェリー 54 ペリエ ３１ ４８ ６０ ５９ ７０
ブライアンズイブ 54 幸 ５３ ４８ ６３ ６１ ７７ D
シェーンクラフト 54 福永 ６５ ５２ ６８ Z
キタサンヒボタン 54 須貝 ５９ ７９ ８１ ８１ AX
カネトシディザイア 54 池添 ４６ ﾀﾞ８０ ６３ ﾀﾞ４０ ７３
オメガグレイス 54 蛯名 ４６ ６１
マイネヴィータ 54 中館 ５４ ７５
テイエムハーバー 54 宝来 ４８ ５６ ﾀﾞ３６ ６２
フォルクローレ 54 四位 ６１
マイネノエル 54 河内 ５６
ツルマルグラマー 54 武豊 ４５ ７８ C

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。



◆消去データ（過去10年）
 @前走、未勝利戦、ダート戦に出走していた馬
 　シーバスビコー・テイエムハーバー・ミニーチャン・ワイドパッション
A前走、二桁着順だった馬、条件戦で着外だった馬
 　オメガグレイス・タムロチェリー
B前2走とも1200b以下戦に出走した馬（重賞連対馬を除く）
 　シェーンクラフト・テイエムハーバー・ミニーチャン
C芝未勝利馬（重賞連対馬を除く）
 　カネトシディザイア・シーバスビコー・ワイドパッション
D初勝利が未勝利戦だった馬は1頭のみ（スエヒロジョウオー）
　カネトシディザイア・シーバスビコー・タムロチェリー・テイエムハーバー
　・ヘルスウォール・ミニーチャン
E無敗馬、重賞連対馬を除くキャリア2戦馬
 　オメガグレイス・ワイドパッション
Fキャリア5戦以上馬（重賞連対かマイル以上戦勝ちを除く）
 　アローキャリー・カネトシディザイア・タムロチェリー・ブライアンズイブ
　・ヘルスウォール・ミニーチャン
Gマイル以上戦未経験馬（オープン連対か無敗馬を除く）
 　シェーンクラフト・チャペルコンサート・ブライアンズイブ・ヘルスウォールなど
　→クリアしたのはオースミコスモ、キタサンヒボタン、ツルマルグラマー、フォルクローレ、
　　マイネヴィータ、マイネノエルの7頭。


◆好走データ（過去10年）
 @ＧV勝ち馬・ＧU連対馬
　キタサンヒボタン・タムロチェリー
A前走、牝馬限定でない重賞で好走していた馬
 　マイネヴィータ
B前々走で新馬を勝った連勝馬
 　オースミコスモ・シェーンクラフト
　→データはオースミコスモ、キタサンヒボタン、マイネヴィータ。


◆穴データ
 @ファンタジーSで3〜5着だった馬
 　ブライアンズイブ・ヘルスウォール
A東京芝マイル戦勝ち馬
 　オースミコスモ
　→前々走OP勝ちのヘルスウォールは典型的穴馬。

◆コース距離適性
 @阪神芝コース連対率※％以上
 　連対経験馬の出走なし
A芝1600b連対率100％
 　オースミコスモ
　→マイル戦連対のあるのはオースミコスモだけ。



マイル2戦2勝　阪神に咲けコスモ

レース概況
　今年、年齢表記の変更に伴って、阪神3歳牝馬Sから 「阪神ジュベナイルフィリーズ」と改名された。 負担重量も馬齢53キロから定量54キロとなった。 2勝馬、3勝馬の好走率が高く、逆に1勝馬の優勝はヒシアマゾンだけ。 連対馬20頭のうち11頭がマイル戦を経験していた。 1番人気は【４０２４】、2番人気は【２０３５】、 馬連平均配当は16,209円。

今週の結論
　今年の2歳牝馬戦線はフジキセキ旋風。 偉大な父も凌駕するほどの勢いで、 阪神JFにも4頭の有力馬を送りこんできた。 なかでも注目したいのは2戦2勝と底を見せていない オースミコスモ。 兄に神戸新聞杯を勝ったオースミブライトがおり、 近親にもシャダイカグラ、カシマウイングなどがいる由緒ある一族の出だ。 デビュー戦では牡馬17頭を相手に スタートで後手、道中で不利というアクシデントを克服して 一気の差しきり勝ち。 2戦目の赤松賞では一転して好位から抜け出す 大人の競馬で、センスの良さを感じさせた。 このレースはマイル戦の距離経験がいきる傾向があり、 メンバーのなかで唯一、勝ち鞍があるのは大きな買い材料。 鞍上は安心して手綱を任せられるとは言えない 常石だが、不思議とそういった騎手が活躍するのも阪神JFの特徴でもある。
　相手にナリタブライアンのラストクロップ、マイネヴィータ。 毎年、レベルの高い札幌デビュー組で、 札幌2歳Sでも2着と能力のあるところを見せてくれた。 安易にハナを切らなければ単もあるだろう。 三番手に人気のキタサンヒボタン。 4連勝の実力は認めるが、前走は大きな馬体減で上がり目がないのも事実。 初めてのマイル戦を須貝がどう乗るのか。 以下、大外に入った分、評価を下げたがツルマルグラマー、 距離伸びて良さそうなブライアンズイブ、穴気配満点のヘルスウォール、 前走は雨で度外視したいオメガグレイスまで。


確定後の結論
◎オースミコスモ 〇マイネヴィータ ▲キタサンヒボタン
△ツルマルグラマー △ブライアンズイブ △ヘルスウォール △オメガグレイス




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