＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

叩いて上昇　日本代表ドトウの一撃

今週の結論
　ガリレオ、サキー、ファンタスティックライトという 世界の三強が来日しなかった今年のジャパンカップ。 超一流馬の姿を見ることができないのは非常に残念だが、 それだけに日本馬はきっちりと結果を出さなければなるまい。 本命は去年2着のメイショウドトウを指名したい。 未勝利戦より遅いラップだった天皇賞秋では、 予想外に逃げることを余儀なくされすっかりペースを崩した。 敗因は明らかなだけに、前走の一戦で評価を落とすのは早計だろう。 休養明けを叩いて二戦目なら上積みも期待でき、 ファンタスティックライトを競り落とした勝負強さも再度発揮できるはず。 ウイズアンティシペイション、ティンボロア、トゥザヴィクトリーら が先導する速い流れを第二集団から射程に構える展開も良い。
　相手はやはりテイエムオペラオーか。 今年に入って実質的に勝利したのは春の天皇賞のみ。 去年のような凄みは消えたが、 前走も出しぬけを食らっただけで競馬では勝っている。 距離延長も好材料で紛れがない府中なら連対は外さない気もする。 単穴はジャングルポケット。 ペリエへの乗り替わり、府中へのコース替わりは大きなプラス。 ハイラップを刻んだダービーを圧勝しており、 前2走の敗戦がこの馬の実力ではない。 連下に国際Ｇ�U馬ステイゴールド、 時計勝負ならナリタトップロード、 外国馬から実績最上位のゴーラン、 父ランド（95年ＪＣ勝ち）で兄プラティニ（93年ＪＣ4着）というパオリニまで。

確定後の結論
◎メイショウドトウ 〇テイエムオペラオー ▲ジャングルポケット
△ステイゴールド △ナリタトップロード △ゴーラン　△パオリニ

小市民イヌのひとり言予想

　 予想をする前から軸にすると決めている馬がいる。どんなに他のメンバーが強くて も、必ず買う馬である。当然勝てばおいしく、負ければ痛い。そんなことを３，４年 も続けると馬との妙な一体感が生まれてきて、もう馬券から外すことはできなくなる のである。「俺が育てた」と言いたくなるような馬だ。皆さんにもそんな馬がいると 思う。 筆者の場合はそれがステイゴールドである。この馬、たまに勝つようになったのはこ こ１年くらいで、それまでは２着・３着と着外の繰り返し。腰が抜けるほどつぎこん だ時は凡走し、ここはキツイなと金額を押さえると２着に突っ込んでくる、可愛い馬 である。そんな彼が今年の初めに国際G�Uを勝ってしまった。さらに京都大賞典では 今まで見たことのない脚を使って１着入線（失格）。天皇賞でもいい感じで走ってい たが、直線内ラチ沿いを走っているのに内にササり、全く追えずに惨敗。こういうと ころがまた可愛い。
　そんな彼の現役生活もいよいよ残り少なくなってきた。ビッグタイトルを取って欲し い気持ちはあるが、無事に走り終えて欲しい気持ちが強い。でも馬券はやっぱり彼を 軸にする。これは引退まで変わらない。今回は得意の距離に加え、流れも速くなりそ うだしチャンスは十分。 相手選びはまともに予想。

◎ステイゴールド　○ジャングルポケット
△パオリニ　△メイショウドトウ　△テイエムオペラオー

負師パンダの二重丸

　今年の外国馬は弱いとされる。確かにメンバーを見ても今ひとつ目玉を欠き、日本 馬独占の期待も抱かせる。しかし、よくみてみると日本馬も過去のJC連対馬に比べ決 してレベルが高いとはいえず外国馬の突込みによる波乱に注意したい。本命はジャングルポケット。言わずと知れた今年のダービー馬。前走の菊花賞は角 田の酷い騎乗のために敗れたが、上がり３４，２秒の豪脚で４着にまで押し上げてお り、調子落ちはみられない。今回はようやく鞍上も強化され紛れの少ない府中の２４ ００と巻き返しの舞台は整った。テイエム一色であった日本競馬に世代交代をはっき りと印象づけよう。
　対抗はメイショウドトウ。前走は休み明けでG1と条件不利の上に目標になるという 展開上の不利も重なっての３着。この馬自身はテイエムに交わされてからも良く粘っ ており、この秋も期待が出来そうな内容だった。昨年２着の力は衰えなく、今年も好 勝負が期待できる。
　単穴にはパオリニ。はっきり言って外国馬の力関係は全くわからないのだが、父が JC勝ちのランドでドイツ、カナダといった比較的馬場の固いところで好走してきた所 に好感が持てる。BCターフのようにウィズアンティシペイション、ティンボロアがハ イペースで引っ張る中、無欲の追い込みに期待したい。以下、外国馬では北米好走組のキャグニー、一昨年２着のインディジェナス。日本 馬ではここ正念場のテイエムオペラオーを。　

◎ジャングルポケット　○メイショウドトウ　▲パオリニ　
△キャグニー　△インディジェナス　△テイエムオペラオー