今週のデータ解析
第35回 スプリンターズS
3歳上オープン（ＧT）(定量・国際・指定)
9月30日 中山競馬場 芝右1200b　牡57kg・牝55kg


馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
ジョンカラノテガミ 57 勝浦 ７２ ８３ ８０ ８７ ８６
シンボリスウォード 57 後藤 ９０ ８７ ７３ ９２ ９１ C
ゼンノエルシド 57 横山典 ８４ ８８ ８６ ９５ ９９ A
ダイタクヤマト 57 江田照 ９３ ９６ ９４ ８６ ９０
テネシーガール 55 山田和 ８２ ９２ ８６ ８９ ９１ C
トキオパーフェクト 57 蛯名 ８９ ７４ ８５ ９３ ６７
トロットスター 57 蛯名 ９６ ９７ ９２ ９７ ８７ Z
ビハインドザマスク 55 柴田善 ８２ ８６ ９１ ９５ ８６
フィールドスパート 55 熊沢 ８３ ８３ ９３ ８４ ８３
ブレイクタイム 57 松永幹 ９１ 除外 ﾀﾞ９９ ９９ ９０ Y
メジロダーリング 55 吉田 ８０ ９２ ９０ １０１ ９４ BX
ユーワファルコン 57 大塚 ７６ ７６ ８４ ８８ ８５

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

◆スピード指数からの狙い馬
 　　→メジロダーリング、ゼンノエルシド、ブレイクタイム、トロットスター。


◆消去データ（過去10年）
 @前2走とも着外の馬
 　ジョンカラノテガミ・トキオパーフェクト・ユーワファルコン
A前走、非重賞で未連対の馬（マイルＧT連対馬を除く）
 　ジョンカラノテガミ・トキオパーフェクト・ビハインドザマスク
B前2走のマイルＧT以外で二桁着順のあった馬
 　トキオパーフェクト
C芝マイル戦で連対のない馬（2走以上で）
 　シンボリスウォード・メジロダーリング
D7歳以上の高齢馬
 　ダイタクヤマト
E重賞連対経験のない馬
 　ジョンカラノテガミ・フィールドスパート
　→クリアしたのはゼンノエルシド、テネシーガール、 トロットスター、
　　ブレイクタイム、ユーワファルコン。


◆好走データ（過去10年）
 @前年の同レース連対馬
 　ダイタクヤマト
A前2走とも連対していた4、5歳馬
 　ゼンノエルシド・メジロダーリング
Bその年のマイルＧT連対馬
 　ブレイクタイム
　→ハイレベルのマイル戦を走れる底力が必要。


◆穴データ
 @前2走のどちらかの重賞で連対していた馬
 　シンボリスウォード・テネシーガール
AマイルＧTで着内のあった馬
 　トロットスター・ビハインドザマスク
　→前走で凡走した馬の巻き返しあり。

◆コース距離適性
 @中山芝連対率50％以上
 　ゼンノエルシド・ダイタクヤマト・トキオパーフェクト・トロットスター
A芝1200b連対率50％以上
 　ダイタクヤマト・トロットスター・ビハインドザマスク・フィールドスパート
　→ダイタクヤマト、トロットスター。



新たなるスピード覇者へ　飛翔エルシド

レース概況
　去年、暮れから施行時期が繰り上がり、 秋のＧT第一弾として行われることになったスプリンターズS。 去年の中山は夏からの連続開催でひどく馬場が荒れており、 そこへ忽然と出現したグリーンベルトを通った 最低人気のダイタクヤマトが逃げきり勝ちを収めた。 本来なら差し、追い込み馬が優位なレースだけに、 馬場状態には注意したい。1番人気は7連対、2番人気は6連対で 両者の共倒れはない。馬連平均配当は5,420円。

今週の結論
　北海道は晩秋の気配。気温は10℃を下回る寒さで、夜に外へ出ると吐く息も白い。 そんな中、私はようやく遅い夏休み。 しばし南国で休息をいただく関係で、予想も早めにあげさせていただく。 電撃6ハロンを制するのは新鋭ゼンノエルシド。 前走の京成杯AHは1分31秒5という驚異的なレコード勝ち。 まさに本格化を鮮烈に印象づけた。 緩むことのないペースを3番手追走から楽に抜け出しての勝利だから 価値がある。去年は先行内枠絶対有利の人為的な馬場操作で ダイタクヤマトが逃げきったが、 まともにやれば前に行く馬は息が持たないレース。 時計勝負に対応でき、鋭い差し脚を持つマイラーこそが狙い目だ。 斤量は4キロ増えるが、前々走も同じ斤量で勝っており克服できるだろう。 タイキシャトル、アグネスワールドなき短距離界の真のホープに期待する。
　対抗にトロットスター。 高松宮記念を見れば一目瞭然だが、まともなら1200で連は外さない馬。 問題は中間の外傷と調整の遅れ。 仕上がりの早いタイプだけに最終追いきりが動けば大丈夫だとは思うが。 単穴は安田記念2着のブレイクタイム。 函館SSは3着に敗れたが、間違いなくスプリント戦が適している馬。 府中のマイルＧTはフロックでは連対できない。 連下に去年の覇者ダイタクヤマト、重賞連勝中のメジロダーリング、 嵌ったときのビハインドザマスク。


想定時の結論
◎ゼンノエルシド 〇トロットスター ▲ブレイクタイム
△ダイタクヤマト △メジロダーリング △ビハインドザマスク


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