今週のデータ解析
第37回 七夕賞
3歳上オープン（ＧV）(指定・混合)
7月8日 福島競馬場 芝右2000b　


馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
オースミブライト 56 蛯名 ７９ ７４ ９１ ８６ ８９ BZ
グランスクセー 50 吉田 ８６ ７０ ﾀﾞ３ ７５ ７６
ゲイリートマホーク 55 郷原 ８０ ８２ ８５ ８８ ８９ B
サイレントセイバー 54 柴田善 ８２ ７８ ８３ ８７ ８２
ジョウノパリジャン 51 江田照 ７２ ﾀﾞ５７ ７５ ８９ ７５
シンコウシングラー 53 柴田大 ７４ ７６ ８５ 取消 ７４
ジーティーボス 53 吉永 ８３ ９３ ﾀﾞ８８ ８５ ７８ X
セリサイトダンディ 49 嘉藤 障@ 障D 障D ６５ ７７
ダイワバーミンガム 53 北村 ７５ ７３ ８５ ９２ ８０ Y
トーヨーデヘア 56 後藤 ８５ 地I ８７ ﾀﾞ９１ ９５ A
バイラリーナ 53 小林淳 ５１ ６７ ７０ ７６ ８２
ハヤカゼジョー 51 坂井 ７９ ８２ ﾀﾞ８４ ８０ ７８
マイネルタンゴ 52 田中勝 ７０ ６７ ４４ ８４ ８３
ミヤギロドリゴ 53 大西 ６３ ６８ ﾀﾞ８７ ﾀﾞ８５ ８５ D
レイスズラン 54 牧原 地D ﾀﾞ６５ 地A ﾀﾞ１０３ ﾀﾞ９２
ロードアックス 53 岡部 ８０ ８８ ８６ ７５ ﾀﾞ９１

「今週のデータ解析の考え方」
馬耳東風の予想スタンスです。初めての方はお読み下さい。

＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

◆スピード指数からの狙い馬
 　　→トーヨデヘア、オースミブライトが上位だがハンデ差を考慮すれば一線。


◆消去データ（過去10年）
 @前走、非重賞で着外だった馬
 　グランスクセー・セリサイトダンディ・ダイワバーミンガム
　バイラリーナ・ミヤゴロドリゴ・ロードアックス
A前2走とも10番人気以下だった馬（連勝馬、ＧT出走馬を除く）
 　オースミブライト・グランスクセー・セリサイトダンディ
B連勝馬を除くハンデ50`以下の馬
 　グランスクセー・セリサイトダンディ
C牝馬、8歳以上馬は連対ゼロ
 　セリサイトダンディ・バイラリーナ
D前走、ダート戦で敗退していた馬
 　レイスズラン・ロードアックス
E1番人気は22連敗中
 　オースミブライト・トーヨーデヘア？
　→1番人気の行方に注意。


◆好走データ（過去10年）
 @ＧT・ＧU連対経験馬
 　オースミブライト・トーヨーデヘア
A重賞3連対以上馬
 　オースミブライト
B7歳馬は10年で7連対
 　ミヤギロドリゴ・レイスズラン
　→オースミブライト。7歳馬も脅威。


◆穴データ
 @ハンデ55`以下の高齢馬
 　サイレントセイバー・ジョウノパリジャン・ハヤカゼジョー・ロードアックス
A前走勝利にもかかわらず斤量が3`以上減っていた馬
　マイネルタンゴ
　→好調の軽ハンデ馬は侮れない。

◆コース距離適性
 @福島芝コース連対率50％以上
 　オースミブライト・ゲイリートマホーク・サイレントセイバー
A芝2000b連対率33％以上
 　グランスクセー・サイレントセイバー・シンコウシングラー・ロードアックス
　→サイレントセイバー。



もう一度響け　カッチー奏でるタンゴのリズム

レース概況
　初夏の福島競馬のフィナーレを飾る七夕賞。 今年はうつくしま未来博の記念競走にも指定されている。 とにかく荒れるハンデ戦で、1番人気は過去22年勝ったことがない。 馬連平均8,012円、1番人気は【０２２６】、2番人気は【３２０５】、 トップハンデ馬は【２１０10】。 条件戦をステップにした馬は7連対、続くエプソムC組が6連対で 格より調子を重視したほうが良さそうだ。 馬場は内ほど荒れており、 差しが決まるなら外を回った馬だろう。

今週の結論
　七夕賞は1番人気が22連敗中、 各陣営はファンに票を投じないでくれと願っているのではないか。 今年も確たる軸馬が存在せず、荒れる気配がムンムンだ。 難解な予想は考えれば考えるほど、出口のないループに嵌って行く。 こういう時は勢いのあるジョッキーを狙ってみるのも面白い。 先週、トラストファイヤーを勝利に導き、 20ヶ月ぶりの重賞Vを遂げたカッチーの マイネルタンゴに白羽の矢を立てる。 3歳時は皐月賞4着、 テイエムオペラオーと1馬身差の競馬をしたこともある実力馬。 NHKマイルCでも5着に好走しているのだから、 決してフロックだったわけではない。 その後、ケガや腰痛のため長い休養を挟みながら 不振のレースが続けてきたが、 今春に復帰してようやく本来の姿を取り戻してきた。 前走は900万特別で2年ぶりの勝利を飾った。 荒れた馬場も得意でハンデも52キロと裸同然。 長い低迷に悩むのは鞍上の田中勝春も同じ。 アメリカ出張でリフレッシュしたカッチーと人馬ともども 浮上のきっかけを掴んでほしい。
　相手はこちらも実力馬のオースミブライト。 京成杯を勝ち、皐月賞は2着。 前走の新潟大賞典は嵌りすぎた感もあるが、 前走より斤量が増えたのはこの馬だけ。 ハンディキャッパーが最も評価した馬だ。 単穴は夏馬ゲイリートマホーク。 荒れた内を気にせず思いきって行ければ怖い存在だ。 以下、前走度外視でサイレントセイバー、 叩かれ上昇シンコウシングラー、 果敢な格上挑戦を買いたいダイワバーミンガム、 評価は難しいがトーヨーデヘアなど。 展開ひとつで着順は入れ替わるメンバーだけに、 当日の気配をもとに手広くBOX買いするのが正解かもしれない。

確定後の結論
◎マイネルタンゴ 〇オースミブライト ▲ゲイリートマホーク
△サイレントセイバー △シンコウシングラー △ダイワバーミンガム　△トーヨーデヘア


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