＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

雪辱果す！　岡部スティンガー侮れず

今週の結論
　データ解析で好評いただいている消去法。 先週のダービーではジャングルポケット、ダンツフレーム、シンコウカリド の3頭がクリアし、馬券も実際にその通りになった。 しかし、今週の安田記念は消去データに引っかかったのは7頭だけ。 11頭の馬が残ったのだから頭を痛める。 どこからでも入れる混戦なら人気を落としている スティンガーに着目したい。 前哨戦の京王杯SCを快勝して臨むステップは去年と同じだが、 1番人気を背負っていない今年は自分の競馬をすることができる。 もともと左回りは重賞3勝、 天皇賞4着、毎日王冠4着と牡馬一線級と互角に戦えるほど得意。 この馬の武器は抜群の闘争力だが、それはウィークポイントの 激しい気性とイコールでもある。 これまでスティンガーを勝利に導いたのは 岡部、横山典、ペリエ、武豊。 いずれもリーディングを制した一流騎手ばかりだ。 去年の安田記念は田中勝がかからせて負けさせてしまったが、 それでも勝ち馬とはコンマ3秒差。 今回の鞍上がスティンガーを知り尽くした名手、 岡部なら力を出しきることができるだろう。
　相手は去年のマイルCSを制したアグネスデジタル。 前走の京王杯SCは久々と59キロがこたえたようだが、 明らかに叩いて上積みはある。 差し脚比べなら一気に浮上する。 単穴に外国馬テスタロッサを推したい。 太めの前走は脚を試すような騎乗で5着。 良積は1400メートルに集中しているが、 豪州の深い芝がホームグラウンドならスタミナ不足は考えられない。 連下も絞りきれない。 調子さえまともならフェアリーキングプローン、 マイルで本格化したジョウテンブレーヴ、 末脚にかけるメイショウオウドウ、ブラックホークなど。

確定後の結論
◎スティンガー 〇アグネスデジタル ▲テスタロッサ
△フェアリーキングプローン △ジョウテンブレーヴ
△メイショウオウドウ △ブラックホーク

小市民イヌのひとり言予想

　 サッカーのコンフェデレーションズカップが始まっている。各大陸の王者が対戦する 「プレ・W杯」だが、フランス・ブラジルのメンバーを見るとあまりヤル気はなさそ う。ケガ人も含めてジダン・アンリ・リバウド・カルロスetcの主力が参加していな い、つまり「本気汁」のメンバーではないのだ。まあ、それは各国の勝手で日本の勝 ちは勝ち。決勝Tでも頑張ってもらいたい。ところでサッカーの中継を見ていて思う のだが、スロー再生が多すぎないだろうか。いい場面を繰り返し放送するのはいいけ れど、その後のコーナーキックとかカウンターの決定的瞬間などが見れないのだ。実 況アナは絶叫してるのに映像がない、というストレスを１試合に何度も感じるのは筆 者だけか。せっかくCMなしにしているのだから、スイッチングにも気を使ってもらえ ると有難い。
　それにしても野球といいサッカーといい、世界との差はかなり縮まってきているよう だ。あとは、「本気汁」になった世界の一戦級とどれだけいい勝負ができるかが課題 だろう。本気の前年覇者FキングPを破るのはやはり藤澤師か。 関係ないが、土曜日はパンダの誕生日。日曜日遊びに来たら何か奢ってやろうと思っ ているが．．．

◎マチカネキンノホシ　○フェアリーキングプローン　▲ブラックホーク
△ジョウテンブレーブ　△エイシンプレストン　△テスタロッサ

負師パンダの二重丸

　クロフネ来襲で注目されたダービーだったが、開放元年の開国には至らなかった。 そしてひと足先に開国を迎えているのがこの安田記念。今年も連覇を狙うフェアリー キングプローン、オセアニアの刺客テスタロッサが参戦してきており、いずれも有力 視されている。さて、今年は日本馬の巻き返しがなるのだろうか。
　本命はジョウテンブレーヴ。関東の期待を一身に背負いながらひと押し足りずの成 績が続いた昨年のクラシック。このままオープン特別あたりで勝ち負けを続ける馬に なるのかと思っていたらペリエを乗せた昨秋の京阪杯でまさに一変の競馬を見せ、あ れよあれよという間にG1を狙える位置に上り詰めた。１８００〜２０００がベスト も、前走レコード勝ちした１６００Mが短すぎるとは思わないし、良馬場の時計勝負 も臨むところ。蛯名のトロットスター騎乗で浮いた鞍上も安藤勝となればマイナスに はならないはず。先行前粘りの競馬で念願のG1制覇を果たすことを期待する。
　対抗にはトロットスター。こちらは１２００Mベストで距離に一抹の不安を抱える ことは事実。しかし昨秋にもマイルで３連続連対を果たしており、大幅な能力減退に はならないと見る。体調自体は中間一頓挫あった前走よりもむしろ上。充実した今な らば初の高松宮記念ー安田記念連続制覇もありえよう。
　▲にはテスタロッサ。勝負圏外の位置から直線だけで突っ込んできた前走は見所が あった。前走で脚も計れたであろうし、日本も二度目なら馬体も絞れて戦力アップは 確実。外枠の差し馬が好走している現在の馬場状態もあり、注意したい一頭。
　昨年の覇者、フェアリーキングプローンは、昨年よりもマークがきつい上に、日本 馬の能力も昨年よりも今年のほうが上。鞍上も香港ナンバーワンのフラッドから香港 トップ５クラスのマーウィングに弱化しており、昨年よりも苦戦が予想される。能力 は認めつつ、△に評価を落としたい。その他、△にアグネスデジタル、メイショウオウドウ、スティンガー、アメリカン ボスを。

◎ジョウテンブレーヴ　○トロットスター　▲テスタロッサ　
△フェアリーキングプローン　△アグネスデジタル　△メイショウオウドウ 　
△スティンガー　△アメリカンボス