ルージュ樫の女王へ 一族悲願のＧT制覇！
レース概況
牝馬クラシックの第二関門。距離が一気に800bも伸びるためか、
桜花賞、オークスを連覇したのは史上9頭しかいない。過去10年で
1番人気は5連対、2番人気は3連対、3番人気は2連対だが、
ここ8年連続で1〜3番人気と4番人気以下の組み合わせで決着している。
つまり上位3番人気馬のBOX馬券は非常にリスクが高いということだ。
馬連平均配当は4,277円、三桁配当は一度もない。
全20頭中、桜花賞からの直行組が15頭を占め、
忘れな草賞組が3頭、フローラS、チューリップ賞から1頭ずつ。
シスタートウショウ、ベガ、ファイトガリバー、チアズグレイスが
連対を果たしている一方、
ニシノフラワー、オグリローマン、キョウエイマーチ
は惨敗しており、桜花賞馬の距離適性の判断が予想の鍵を握ることになる。
今週の結論
テイエムオーシャンは2400を乗りきれるのか、
折り合いを欠くことはないのか、
今年のオークスは強すぎる桜花賞馬がファンの頭を悩ませる。
絶対的なスピードの違いで桜を圧勝したオーシャンだが、
それは裏を返せば純粋なマイラーに他ならないことを示している。
鞍上の本田騎手は二冠確勝を公言して憚らないが、
強気の発言は自分自身に暗示をかけようとしているようにみえる。
祖母エルプスや似た配合のキョウエイマーチよりは
距離適性はありそうだが、ハナにしろ番手にしろ
徹底マークされるのは確実で、厳しい展開に潰される
こともありうるのではないか。
本命は距離伸びて逆転を狙う
ダイワルージュを指名したい。
阪神3歳牝馬S、桜花賞とオーシャンの後塵を拝してきた。
特に桜花賞はゲート入りを嫌い、
後方の位置どりでスローペースに殺された悔いの残るレース。
それでも3着にきているは
地力の高さの現われと評価する。
本来はアネモネSのように先行抜け出しが勝ちパターンで、
今回はオーシャンを射程圏内に入れながら
競馬を進められれば、きっちり差しきっているはず。
母スカーレットブーケに代表されるように、
母系はＧTでは詰めの甘さを露呈する傾向があるが、
底力は大舞台に強いSSから受け継いでいるとみた。
相手はルージュと同じ関東馬、
サクセスストレイン。
クイーンCを勝っているように左回りの府中コースは歓迎。
母系は凱旋門賞馬サンサンにノーアテンションが配合された
スタミナ血統で、淀みない流れになれば持続力ある差し脚が爆発する。
テイエムオーシャンは
勝つか惨敗かという意味の▲。
連下に桜2着のムーンライトタンゴ、
忘れな草賞が鮮やかだったアスクコマンダー、
デザーモの乗るレディパステル、
先行総崩れならローズバド。
人気が割れるなら◎、○から△に幅広く流すのもいい。
この時期の牝馬は非常に繊細で、パドックでは入れこみ、馬体減に注意したい。
確定後の結論
◎ダイワルージュ 〇サクセスストレイン ▲テイエムオーシャン
△ムーンライトタンゴ △アスクコマンダー △レディパステル △ローズバド
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