＜注意点＞
　出馬表の数字はスーパーパドック2000を使い独自に算出した西田式スピード指数です。 ランクの「ABCD」は前走の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の順に高かったものです。 このサイトの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については(株)ライトニックス でご確認ください。

フランスから提督招聘　沈まぬクロフネ！

今週の結論
　マル外チャンプ決定戦のNHKマイルCだが、 今年はどうもダービートライアルになりそうだ。 外国産馬へのダービー開放元年に現れた強力マル外が その名もクロフネ。 新馬戦、エリカ賞をレコード勝ち、 前走の毎日杯でも1分58秒6という考えられない好時計で大勝した。 ラジオたんぱ杯こそアグネスタキオンに敗れたが、 この時は仕上げが一杯でなかったというから参考外。 デビュー戦で負けたマイル戦も、 スタミナの求められる府中コースなら歓迎だ。 フランス遠征中の武豊が帰国して手綱を取るほどの器で、 データ、時計、調教的にも死角がない。 ライバル、アグネスタキオンのリタイヤは残念だが、 クロフネにはきっちりここを勝ってダービーを盛り上げてほしい。
　相手にはエアヴァルジャンを指名する。 前走は内枠を意識して3番手から伸びきれず3着。 本来は切れ味を生かすタイプで、 広いコースで後ろから自分の競馬に徹すれば好走が期待できる。 単穴にネイティヴハート。 NZTでは目の覚めるような追いこみを見せたが、 これは本番を意識したシミュレーション。 祖母は凱旋門賞馬サンサンならスタミナ面も心配ない。 ひょっとするとクロフネ撃沈してしまうかもしれない末脚を持っている。 以下、脚質転換があればシャワーパーティー、 渋といキタサンチャンネル、抽選組からメジロキルデア。


確定後の結論
◎クロフネ 〇エアヴァルジャン ▲ネイティヴハート
△シャワーパーティー △キタサンチャンネル △メジロキルデア

負師パンダの二重丸

　粒ぞろいと思われた今年の３歳クラシック。そしてその通りの内容を見せてくれ た皐月賞。しかし楽しみだったダービーを前にまたしても主役の故障。これでメジロ ベイリー、タガノテイオーに続いて中山の極悪馬場を経験した馬の戦線離脱となっ た。２つのG1で中山を使わない牝馬戦線では主役級の故障がないことから見ても、原 因が中山の馬場にあることは明白。ここ何年も言われ続けたことではあるが、中山の 馬場、本当に何とかならないものだろうか。
　さてNHKマイルC。ここはクロフネで負けられない。前走の勝ちタイムを挙げるま でもなく、この馬の強さは知られているところ。不安は目標が先という点だけだが、 このメンバーの軽さなら全く問題がないだろう。ダービーの輝きがこれ以上失われな いためにも、きっちり勝ってダービーへと駒を進めて欲しい所。
　対抗はネイティヴハート。本番を前にしてのスイッチが鞍上強化とは言い切れな いだけにその点に不安はあるが、折り合いに不安があるタイプではないだけに力だけ は走るのではないか。▲にはテイエムサウスポー。前走が案外だったがここへの叩き 台であったのは明らか。例年ほどのハイペースがないとしたら内枠を利しての先行前 残りが期待できる。△にはメジロキルデア。圧倒的な力をもつ馬が先行する場合、穴をあけるのは得て して人気薄の追い込み馬ということが多いもの。 　

◎クロフネ ○ネイティヴハート ▲テイエムサウスポー　
△メジロキルデア

小市民イヌのひとり言予想

　ＧＷも終盤、皆様はどのようにお過ごしだろうか。筆者は計画性のなさと懐の寒さで 結局何もせず、電車で１時間ほどの実家に帰っただけ。もっとも旅行は空いていて値 段も安い時期に、と決めているので一応計画どおりではあったが。
　 北朝鮮の金正日氏の長男（と見られる人物）が不法入国で強制送還された。小泉政権 発足後、初めての外交問題に直面したわけだが、結局北朝鮮に配慮し、詳しい取り調 べもせず送還しただけだった。事を大きくして拉致疑惑の交渉を難しくさせることを 避けたと見られるが、この対応には異論もあるようだ。少なくとも身元くらいは判明 させてから政府としての対応を判断すべきで、外交問題に発展することに「ビビっ た」んじゃないか、というもの。さすがに政府内部では身元もはっきりさせてから対 応を検討したはずだが、何事も不透明にしてきたこれまでの体制を批判することで評 価を上げてきた首相と外相が、初めての試練にはやはり保守的にならざるを得なかっ たのは皮肉なもの。どうも日本政府は外国との交渉は苦手のようだ。いつからそんな 風になってしまったのかと思ったら、ペリーの来航からだった。

◎クロフネ　○ネイティヴハート　▲エアヴァルジャン