今週のデータ解析
第45回 有馬記念
4歳上オープン（ＧT）(指定・混合・馬齢)
12月24日 中山競馬場 芝右2500b　



馬　名 斤量 騎手 ５前走 ４前走 ３前走 ２前走 前 走 ランク
アドマイヤボス 55 武豊 ﾀﾞ５６ ７８ ８９ ７０
アメリカンボス 56 江田照 ８８ ８７ ９３ ７２ ８９
キングヘイロー 56 柴田善 ７７ ８８ ８７ ８４ ９６ B
ゴーイングスズカ 56 芹沢 ８５ ７４ ８５ ８８ ８８
ジョービッグバン 56 山田和 ８８ ８４ ９１ ８７ ８４
ステイゴールド 56 後藤 ８３ ８６ ８８ ９１ ９１
ダイワテキサス 56 蛯名 ９３ ８６ ９６ ９１ ９１ Z
ツルマルツヨシ 56 藤田 ８４ ８８ ８７ ９６ ７８ Z
テイエムオペラオー 57 和田 ８５ ８８ ８３ ９８ ９４ DX
トーホウシデン 55 田中勝 ６９ ６６ ７２ ８８ ９０
ナリタトップロード 57 的場 ７６ ８４ ８３ ９４ ９４ D
ホットシークレット 57 横山典 ８７ ７１ ９１ ８２ ９５ C
マチカネキンノホシ 57 岡部 ８２ ７０ ８６ ７６ ９１
メイショウオウドウ 56 河内 ８６ ８４ ７６ ９０ １００ A
メイショウドトウ 57 安田康 ９３ ８８ ９７ ９５ ９４ DY
ユーセイトップラン 56 中館 ８１ ９３ ９１ ７５ ９０

表の見方
数字はスーパーパドック2000から算出した西田式スピード指数です。 斤量調整はしていません。 ランクの「ABCD」は直前の、 「XYZ」は近２走から４走の指数の高かったものです。 このページの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については (株)ニシダ・スピード指数研究会でご確認ください。

データは過去10年が対象

消去馬
@前3走でＧTに出走したことのない馬

アドマイヤボス・アメリカンボス・ゴーイングスズカ・ホットシークレット→×

A前3走で3着以内のない馬

アメリカンボス・キングヘイロー・ステイゴールド・ ツルマルツヨシ・ユーセイトップラン→×

BＧT初挑戦馬

アドマイヤボス・アメリカンボス・ホットシークレット→×

C前走着外のＧT未勝利馬

ジョービッグバン・ステイゴールド・ツルマルツヨシ・マチカネキンノホシ→×

D秋ＧTを3戦連続で連対したのは1頭（スペシャルウィーク）だけ
（その年の秋の天皇賞1、2着馬も同様）

テイエムオペラオー・メイショウドトウ→△

好走馬
@同年の宝塚記念優勝馬

テイムオペラオー→○

A重賞5勝以上馬
ダイワテキサス・テイムオペラオー→○

B春の天皇賞、菊花賞馬
テイムオペラオー・ナリタトップロード→○

穴馬
@人気落ちのＧT馬

キングヘイロー・ナリタトップロード→○

AJC一桁着順馬
ステイゴールド・ダイワテキサス→○

BマイルＧT好走馬
キングヘイロー・メイショウオウドウ→○



世紀末の夢！ 　オウドウ−テキサスに託す

飛躍的な20世紀の科学技術の進歩は、人類を繁栄に導くと同時に、 これまでにない大量殺戮を生む凄惨な歴史も刻んでもきた。 今、私たちの生きている千年紀の変わり目は混沌としており、 これからの千年をどう生きるのか決断を促しているようにも見えるが、 時代の潮流が求める価値観の確立に人々は応えられそうにない。 しかし、あと1週間もすれば新世紀が幕を開ける。 20世紀には悔いを残さず、新しいスタートを切りたいものだ。

世紀末、不況の日本列島に現われた絶対君主、テイエムオペラオー。 今年になって負け知らずの重賞7連勝は日本記録。 春の天皇賞、宝塚記念、秋の天皇賞、ジャパンカップと、 古馬中長距離ＧTを連覇してきた実力は疑いようがなく、 有馬記念も勝ってパーフェクトの偉業達成は目前だ。 今世紀最後の有馬記念なら、 ヒーローの活躍を祈ってオペラオーの強さに酔うのが素直だろうか。
しかし、せち辛い師走の片隅で、 単勝元返しに近い銀行利息馬券を買うのは夢がなさすぎる。 オペラオーに支払われる2億円のボーナスも、 庶民の懐とは縁のない話。 ここで堅い馬券を幾ばくか取ったところで、 20世紀の競馬収支は黒字になる見込みもない。 ならば、笑われても夢のある馬券を狙おうじゃないか。
オペラオーを負かせるのは追いこみ一気の伏兵馬。 かつて、王者メジロマックイーンをレコードで差しきったダイユウサクのように、 最後方で死んだ振りのできる人気薄のマイラーだ。 大外不利も関係なし、メイショウオウドウに夢を託す。 前走のマイルCSは目の覚めるような鬼脚で3着と、 復調気配を伺わせた。 思い出せば、去年はグラスワンダーと叩き合ってハナ差の毎日王冠2着。 その実力が偽物でないことを証明する今春の大阪杯勝ち。 ホットーシークレットの引っ張るハイペースの流れなら、 折り合いに苦労することなくゴール前は先頭に踊り出る。 鞍上が若い飯田からイブシ銀の河内に替わったのも心強い。
対抗には敬意を表してオペラオーをあげるが、 単穴に古豪ダイワテキサスを推す。 例年と違い、冬でも今年は良い状態。 良馬場が条件だが、オウドウと同じような位置どりなら伸びてこれる。 ジョッキーは間違いなく21世紀の日本競馬界を背負って立つ蛯名だ。
連下にどんな競馬を見せるのか楽しみなステイゴールド、 嵌った時の怖さは別格キングヘイロー、 的場の秘策に賭けるナリタトップロード。 世紀末、人気薄同士ならBOXで楽しむのもいい。

確定後の結論
◎メイショウオウドウ 〇テイエムオペラオー ▲ダイワテキサス
△ステイゴールド △キングヘイロー △ナリタトップロード




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