今週のデータ解析
第122回  天皇賞
4歳上オープン(GT)(定量・指定)
10月29日 東京競馬場 芝左2000b 



馬 名 斤量 騎手 5前走 4前走 3前走 2前走 前 走 ランク
イーグルカフェ 56 岡部 68 74 80 81 93
サクラナミキオー 58 田中勝 82 94 93 85 94 D
ジョーヤマト 58 須貝 79 91 73 87 76
ステイゴールド 57 武豊 81 81 83 99 88
ダイワテキサス 58 北村 77 85 93 86 96 B
テイエムオペラオー 58 和田 88 78 85 101 83 X
トゥナンテ 58 81 88 87 92 96 B
トーワラノビア 56 郷原 83 83 82 76 91
ナリタトップロード 58 渡辺 66 88 76 84 83
ミッキーダンス 58 佐藤哲 79 87 100 96 91 Z
ミヤギロドリゴ 58 横山典 82 73 55 86 83
メイショウオウドウ 58 飯田 79 92 86 84 89
メイショウドトウ 58 的場 80 90 93 101 97 AX
ユーセイトップラン 58 ロバーツ 76 88 59 81 93
ロサード 58 松永幹 85 91 97 94 81
ロードブレーヴ 58 柴田善 79 69 78 84 83

表の見方
数字はスーパーパドック2000から算出した西田式スピード指数です。 斤量調整はしていません。 ランクの「ABCD」は直前の、 「XYZ」は近2走から4走の指数の高かったものです。 このページの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については (株)ニシダ・スピード指数研究会でご確認ください。

データは過去10年が対象

消去馬
@毎日王冠、京都大賞典組を除く前走着外馬

ジョーヤマト・ミヤギロドリゴ・メイショウオウドウ・ロードブレーヴ→×

A秋2戦消化した馬(GT馬を除く)

トーワラノビア・ミッキーダンス・ロサード→×

BGT連対馬を除く重賞未勝利馬

サクラナミキオー・ジョーヤマト・ミヤギロドリゴ・ロードブレーヴ→×

C2000b戦で連対経験のない馬(不出走を除く)

トーワラノビア・ロサード→×

D半年以上の休養明け馬

ユーセイトップラン→×

E1番人気馬は[0118]で12連敗中

テイエムオペラオー→△

好走馬
@秋初戦が毎日王冠で一叩きされた馬

イーグルカフェ・ミッキーダンス→○

A前走着内の古馬GT連対経験馬
ステイゴールド・テイエムオペラオー・ ナリタトップロード・メイショウドトウ→○

B前走勝利の5歳馬
テイエムオペラオー・メイショウドトウ→○

穴馬
@ローカルで連勝してきた馬

ダイワテキサス→○

A2000b重賞勝ちのある6歳以上馬
ダイワテキサス・メイショウオウドウ→○



府中2000 雪辱の条件揃ったトップロード

1番人気が12年勝てない秋の天皇賞。 なかにはメジロマックイーンの降着、サイレンススズカの競走中止、 ビワハヤヒデの故障など、呪われたとしか思えないアクシデントもある。 「府中2000に魔物が棲む」というのも、あながち迷信と片付けるわけにはいくまい。 しかし、波乱は魔物だけが作り出しているわけではない。 外枠不利の急コーナー、春の実績馬が対応できないスピード競馬、 JC、有馬記念を見据えた仕上げ。 原因は複合的だが1番人気馬は負けるべくして負けているのかもしれない。

今年、そのジンクスの挑むのがテイエムオペラオー。 古馬になって負け知らずの重賞5連勝、 春の天皇賞、宝塚記念を制して現役最強の地位を不動のものにした。 だが、オペラオーが過去の名馬と違って、不安材料がないわけではない。 長い距離を使われてきたためハイペースを経験していないこと、 東京コースを含め左回りに連対経験のないこと、 過去10年で13番枠より外枠で連対したのは繰り上がりのカリブソングだけであること。 そして、鞍上の和田が東京コースで80回騎乗して、 一度も勝ったことがないのも割り引きだ。 あまりにも分かりやすい不安を抱えているのが、却って消すのが怖くなるくらい。
今年の天皇賞も波乱の目は十分にあると見た。 中心は菊花賞馬、ナリタトップロード。 有馬記念以来、オペラオーと同じローテーションを歩んできたが 5回とも先着を許している。 勝負付けが済んだのは承知の上だが、 先行抜け出しで完封した菊花賞を除けば、 距離が伸びるごとにオペラオーとの差は歴然としてきたのが事実。 ならば、トップロードの適距離はオペラオーとは違い1800〜2000bではないのだろうか。 昨春、2000bの弥生賞ではアドマイヤベガを退けて勝っている。 淀みのない平均ペースを中団から捲くり、 差し馬の急追を凌いで早め先頭でゴールするのが、 トップロードの必勝策。 宝塚記念を自重し秋の天皇賞に照準を絞ったのも、 陣営が打倒オペラオーの舞台が府中2000だと考えたからではないか。 府中は跳びの大きいトップロードが気持ち良く走れる広いコースだ。 ダービーでオペラオーに先んじたことを思い出してほしい。
相手は外国産馬、メイショウドトウ。 宝塚記念ではオペラオーに肉薄したように実力はGT級。 オールカマーも着差以上の完勝劇だった。 左回り2000bは金鯱賞を1分58秒5で勝っているベストの条件。 来年2月で引退する的場も秋の天皇賞は、 ライスシャワー、ナリタブライアンと1番人気で敗れた苦い経験があるだけに、 力が入るだろう。
単穴に夏競馬を連勝してきた古豪、ダイワテキサス。 一昨年に本格化しながら脚部不安に悩まされつづけてきた。 それがようやく順調に使えるようになった。 敢えて毎日王冠を回避し、万全の体調で参戦する。
オペラオーは連下に留める。 以下、武豊のステイゴールド、前走度外視でミッキーダンス。

確定後の結論
◎ナリタトップロード 〇メイショウドトウ ▲ダイワテキサス
△テイエムオペラオー △ステイゴールド △ミッキーダンス





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