表の見方
各レースごとの数字はスーパーパドック�Vから算出した西田式スピード指数です。 斤量調整はしていません。 ランクの「ABCD」は直前の、 「XYZ」は近２走から４走の指数の高かったものです。 また、このページの指数は西田式スピード指数研究会のものとは異なります。 西田式スピード指数については スーパーパドックONLINEでご確認ください。

断然の人気を集めるのがサイコーキララ。 デビューから４連勝を飾り、無敗で桜花賞に挑む。 管理する浜田調教師をして 「すべてが完璧に近いレベルで備わっている」と言わしめたほどの逸材。 前走の４歳牝馬特別でもシルクプリマドンナ以下を問題にせず勝利し、 同世代のなかでは力が抜きん出ていることを証明した。 鞍上の石山もファレノプシスの降板劇という悪夢を払拭できたのではないだろうか。
だが、粗を探せば見つからない訳ではない。 淡白で一本調子の産駒が多いリンドシェーバーを父に持つこと、 トライアルの最後１ハロンを12秒6と要した距離への不安、 そして鞍上が大舞台に経験のない若きジョッキーであること…。 走るたびに減っている馬体も良い材料ではない。 実力と素質を認めた上で、人気と不安材料を天秤にかけ印を落とす。
本命は最近は桜にからっきし縁のない関東馬、レディミューズ。 藤沢厩舎と岡部騎手は去年のこのレースで一番人気になったスティンガーと同じ。 だが、休み明けのローテで臨んだスティンガーは12着惨敗を喫した。 スティンガーは気性の難しさに敗れたが、 レディミューズは折り合いの良さとタフな精神力がある。 重賞初挑戦となったチューリップ賞は ジョーディシラオキが逃げ切る展開ながら、 後方から２着まで追いこんだ。 道悪、初輸送の不利を克服してのものだった。
レディミューズの母はシンコウラブリィ、 こちらも藤沢-岡部ラインでマイルＣＳや毎日王冠を制した歴史的名牝だ。 しかし、クラシックはマル外という壁に阻まれ出走することが叶わなかった。 岡部騎手は八大競走の中で桜花賞だけ勝っていない。 年齢的なことを考えれば残されたチャンスは少ないだろう。 岡部騎手の八大競走制覇、 藤沢師による去年のリベンジ、 実力はありながらゲートに入ることすら許されなかった母。 レディミューズが様々な思いとともに桜花賞を制する。
相手はサイコーキララだが、 三番手にシルクプリマドンナを推す。 ブライアンズタイムとノーザンダンサーの配合はナリタブライアンと同じ。 生産者も同じ早田牧場と血統的な奥の深さを感じさせる。 距離延長は大歓迎で安定感もある。
連下にフューチャーサンデー、チアズグレイスなど。

想定時の結論
◎レディミューズ 〇サイコーキララ ▲シルクプリマドンナ
△フューチャーサンデー △チアズグレイス △エアトゥーレ △マヤノメイビー